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かつおのそぼろご飯

 週が明けたら、出張の予定が次々に決まってきた。
 まず、9月中旬から下旬にかけてのロサンゼルス、そして10月初旬のウィーン。
 このスケジュールの合間を縫って、単行本の原稿と取り組まなくてはならないし、新譜のライナーノーツなども重なっている。
 というわけで、あれこれ予定を立てていたら、頭のなかがパニック状態になってきたため、気分転換にお魚屋さんに出かけた。
 いつも親しくしているお魚屋さんのおじさんふたりと話していると、すごく気持ちがおだやかになり、不思議なことにストレスが霧散していく。
 今日は、このお店で作られたというなまり節がお薦めだというので、ちょっと味見させてもらった。
 ふつうなまり節というと、なんとなく硬くて、いつ作られたものなのかわからない場合が多い。
 でも、今日食べたなまり節は、やわらかくて新鮮で、「サラダの上にこのままほぐして乗せて食べてもうまいよ」といわれたように、すごくおいしい。
 ふた切れ買ったのに、ひとつおまけしてもらっちゃった。いつもこのお店の人たちは、「これももっていけば」と、おまけしてくれる。
 早速、かつおのそぼろご飯に乗せるそぼろを作った。
 まず、なまり節を皮や骨を除いてほぐしていく。大体、200グラム強あった。それをお鍋に入れ、しょうゆ大さじ4、砂糖大さじ2、みりん大さじ2を加えてほぐしながら弱火で煮ていく。
 汁気がなくなったら、しょうがのすりおろし20グラムを混ぜ合わせ、火を止めれば出来上がり。
 今日の写真は、新鮮ななまり節と、変身後のそぼろ。これを炊きたてのご飯の上に乗せ、好みでしょうがの千切りをトッピングすれば、美味なるかつおのそぼろご飯の出来上がり。
 さて、これをたくさん食べて、出張の大変さや締め切りに追われているストレスを解消しましょうか。





 
タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 18:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 美味なるダイアリー
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