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田中彩子

 コロラトゥーラという声域は、本当に鳥がさえずっているような、およそ人間の声とは思えないような高い声である。
 10代のころから類まれなるコロラトゥーラの才能に注目され、ウィーンに留学して本格的に声楽を学んだソプラノの田中彩子は、そのコロラトゥーラの歌声でいまや欧米で大活躍。
 今日は、紀尾井ホールで「華麗なるコロラトゥーラ」と題したリサイタルが行われた。
 グローテの「ナイチンゲールの歌」から始まった演奏会は、まさに美しい鳥のさえずりのよう。デビューCD「華麗なるコロラトゥーラ」(エイベックス)に収録されているモーツァルトの「夜の女王のアリア」、マイアベーアの「影の歌?歌劇《ディノラー》より」、ドリーブの「鐘の歌?歌劇《ラクメ》より」など、得意なアリアが次々にうたわれていく。
 前半は多少緊張気味だった彼女だが、後半は本来ののびやかな歌声が存分に発揮された。
 本当に、この超高音が出せる歌手というのは貴重な存在だ。やわらかく繊細で、清涼感に富む。
 今日は会場に男性ファンが多く訪れていた。CDのサイン会も長蛇の列。デビュー公演の成功は、彼女にとって大きな励みになるのではないだろうか。
 今日ピアノを担当したのは、加藤昌則。実は、先日書いた長野市芸術館のNCAC音楽大学の講師のひとりである。彼の担当は7月。
 初めてお会いしたのだが、同じ講師を務めるということで、話が弾んだ。
「今度ぜひ、一緒に何かやりたいですね」
 こういわれ、私も大賛成。違う日ではなく、同じ日に一緒に何かの講座ができたら、と願っている。
 今日の写真は、終演後の田中彩子と加藤昌則。ぜひ、近いうちにまたリサイタルを計画してほしい。もっと違うレパートリーも聴きたいから。



タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 23:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | クラシックを愛す
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