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公演評

 今日は、HAKUJU HALLにジョン・リルのリサイタルを聴きにいった。
 この公演評は、次号の「モーストリー・クラシック」に書くことになっている。
 プログラムはベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、シューマンの「ウィーンの謝肉祭の道化」、プロコフィエフの「トッカータ」、ショパンの「バラード第4番」、ブラームスの「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」という構成。
 冒頭のベートーヴェンから、批評を書くのにとても難しい演奏だということが判明。ことばを駆使して演奏を表現しなければならないのだが、的確なことばが見つからないのである。
 演奏が進むにつれ、その思いは徐々に増幅していき、どういう文章を書いたらいいのだろう、と考え出したら、演奏を楽しめなくなってしまった。
 ここがもっとも難しいところである。公演評を書くということは、短い文章でその演奏を聴いていない人に率直に伝えなくてはならないわけで、音楽をことばで表現する難しさを常に感じる。
 語彙や表現能力、比喩の使い方など、あらゆる面で自分のもてる最高のものを発揮せねばならない。
 今日は、友人のKさんと一緒に聴いたのだが、彼女にも「どうやって書くの」と聞かれた。うーん、悩み多きだ。
 まあ、少し時間を置き、じっくり考えることにしよう。
タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 23:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | クラシックを愛す
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