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エリック・ルー

 今日は粉雪が舞う極寒のなか、みなとみらいホールまで取材に出かけた。
 昨年もインタビューをした、エリック・ルーである。
 彼は「シューベルトがもっとも心に近い作曲家」と語り、即興曲作品90の録音を配信している。それに関して話を聞いた。
 4曲のなかでは第1番が大好きな作品で、さまざまなところで演奏し、内田光子ともじかに会ってその魅力を語り合ったそうだ。
 ふたりはシューベルトの魅力について意気投合し、エリックは彼女のことをとても尊敬しているようだ。
 以前、ニューヨークでナマ演奏を聴き、「涙が止まらないほど感銘を受けた」という。
 シューベルトには10代前半から魅了され、ピアノ・ソナタ第14番、第20番はすでに録音している。そして即興曲142の4曲も、すでに録音を終了しており、8曲がそろった時点で(おそらく来年初頭)パッケージでのCDがリリースされるようだ(ワーナー)。
  今日はシューベルトの他にも、ショパン・コンクールを受けたときに選曲し、録音も行っている「24の前奏曲」に関して、恩師のダン・タイ・ソンの教えについて、今後の予定について、2月に共演したベンヤミン・アップル(ドイツのバリトン)とのシューベルト「白鳥の歌」での共演についてなど、多岐にわたる話を聞くことができた。
 このインタビューは「intoxicate」に書くことになっている。
 今日の写真は、ピアノの前のエリック・ルー。「日本は何を食べてもすごくおいしくて、朝・昼・晩と違ったものが食べられる。特に好きなのはウニと大トロ」とのこと。えーっ、ウニと大トロ、すごいこというね(笑)。

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posted by 伊熊よし子 at 22:20 | クラシックを愛す
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