ブログ

サントリーホール ジルヴェスター&ニューイヤー ・コンサート

 サントリーホールにおける12月31日のジルヴェスター・コンサート2024、1月1日、2日、3日のニューイヤー・コンサート2025(ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団)のコンサートの告知記事について、「日経新聞」の対談を行った。
 今回の対談は、横浜国立大学教授でヨーロッパ文化史が専門の小宮正安氏と、フリーアナウンサーの木佐彩子さん。
 事前にホール側と新聞の担当者とオリエンテーリングを行い、記事用の質問事項を考え、いざ本番に臨んだ。
 当日は、一応私が司会進行役も務め、おふたりにリラックスして話してもらえるような雰囲気を作ったが、幸いにも小宮さんも木佐さんもとても楽しそうにいろんな話をしてくれ、対談はスムーズに進んだ。
 この記事は、「日経新聞」の11月23日ころの紙面に掲載される予定である。
 話題はサントリーホールの2つのコンサートへの期待から、ウィーンの年末年始の過ごし方、今回のアレクサンダー・ジョエル指揮ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団、歌手とバレエなどの特徴、作曲家、作品からウィーンの文化まで広がり、かなり幅広い内容となった。さて、これをどうやってまとめようか(笑)。
 今日の写真は、対談後にサントリーホールで撮影したおふたり。対談の続きのように、リラックスした表情だ。

 y4869.JPG

posted by 伊熊よし子 at 14:44 | 情報・特急便

サイレントキャンディ

 コンサートのとき、突然咳が出て、すぐにのど飴を探したりハンカチを口にあてたりするなど、困った経験をする人は多いのではないだろうか。
 こののど飴の包み紙を広げるクシャクシャ、ガサガサする音はおもいのほか響き、まわりの人からにらまれたり、手で制されたりする。
 この音がずっと気になり、演奏に集中できなくなり、なんとかそののど飴の包み紙の音をなくすことができないかと考え、20年にわたり、さまざまな会社やお店に連絡を取り、ようやく音をたてないのど飴を作り上げた人がいる。
 広島出身のギタリスト上垣内寿光で、その話を聞くためにインタビューを行った。
 上垣内さんは20年間日本中ののど飴を研究し、実際に取り寄せて味を試したり、包装紙を見たりしている。
 なんとか音のしない包装紙はできないものだろうかと、それこそあらゆるところに電話をして掛け合ったという。しかし、いい結果は得られなかった。 
 そんなある日、娘さんがチューっと吸う飲み物を見て、「これだ!」と気づいたという。
「それからはこのような飲み物や飴のようなものを片っ端からネットで購入し、試してみました」 
 そのなかに、長野県諏訪市でかりん味の水飴を製造している原田商店を見つけ、すぐに社長に電話して自身の考えを伝えた。
「上垣内さんの熱意のすごさに圧倒されました。私も社長に就任してまもなかったため、何か新しいことをしたいと思っていましたので、音の立てないのど飴の開発は、とても興味をそそられたのです」
 こう語るのは原田俊社長。ここから開発が始まり、いまようやく商品としてサイレントキャンディが誕生した。
 容器もデザインも、もちろんかりん味ののど飴も、すべてが研究し尽くされたこだわりの商品で、味わいはとてもナチュラルでぼとよい甘みのジューシーなおいしさ。けっして飽きることのない味わいである。
 いまはまだネット販売が中心だが、今後は店舗などの展開も考慮中とか。私は、ホールの入り口にあるグッズ売り場に置いてもらえれば、コンサートの前にさっと購入できて便利だと思う。
 この取材記事は、次号の「音楽の友」に掲載される予定である。詳細は記事を見てくださいね。
 今日の写真は、上垣内さん(左)と原田社長。原料のかりんも持参してくれたが、初めて見るかりんは結構硬くて、ほのかにいい香りのする、癒されるものだった。諏訪では、かりん湯もあるとか、うらやましい…。

 y4870.JPG
  


posted by 伊熊よし子 at 22:13 | 情報・特急便

ウィンナートーンと共に日本酒を嗜む

 10月12日、ヤマハミュージック横浜みなとみらいで、ベーゼンドルファーのピアノを兼重稔宏が演奏し、獺祭を飲みながら音楽を楽しむという会が開催された。
 プログラムはシューマン「森の情景」より「森の入り口」「予言の鳥」、バッハ「フランス組曲第4番」より「アルマンド」「クーラント」「ジーグ」、ヤナーチェク「霧の中より第1番」、ブラームス「4つの小品集作品119より」第1番、第3番、ドビュッシー「月の光」、シューマン「トロイメライ」という構成。
 その各々の作品にイメージされた獺祭のお酒が供され、聴き手はピアノを聴きながらお酒を楽しむという趣向である。
 ピアニストの兼重稔宏、獺祭の桜井博志会長、ベーゼンドルファーの松元伸弥氏の3人のトークもあり、2時間にわたってウィンナートーンと日本酒の組み合わせを楽しんだ。
 当日のピアノは全世界に18台しかないという「カメリア」と名付けられたもので、ピアノ屋根の内側に象嵌細工が施されている。音は古雅な響きとみずみずしさが感じられ、ヨーロッパのサロンで聴いているよう。ウィーンから10日前に届いたそうだ。
 この公演レポートは、「音楽の友」に書く予定になっている。
 今日の写真は、そのときの様子。獺祭は以前、岩国まで取材に出かけたが、今回は甘酒や梅酒まで登場し、そのまろやかで口あたりのいい、熟成した味わいに驚いてしまった。
 桜井会長に「初めてこういう味の甘酒と梅酒を飲みました。すごいまろやかですねえ」というと、「そうでしょう。ようやくできた自信作なんですよ」と笑顔で答えてくれた。

 y4868.JPG


posted by 伊熊よし子 at 22:21 | 日々つづれ織り
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE
検索ボックス