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トリオ・ヴァンダラー

 1987年、パリ国立高等音楽院の卒業生3人によって結成されたピアノ三重奏、トリオ・ヴァンダラーは、ミュンヘン国際コンクール、フィッシュオフ室内楽コンクール(アメリカ)で優勝し、以後世界中で活発な活動を展開している。
 彼らの新譜は、フランク&ヴィエルヌの「室内楽作品集」で、盟友の二コラ・アンゲリッシュに捧げられている。
 その前の録音は、シューマンの「ピアノと弦の室内楽作品集」(ともにキングインターナショナル)。
 来日中の彼らに、その話を聞くためにインタビューを行った。
 折しも、この日は電車の事故で遅延や運転中止に見舞われ、取材に訪れた私たちはバラバラに会場のホテル駆け付け、猛暑のなかホテルのカフェがいっぱいだったため、屋外のテーブルで話を聞くことになった。
 ただし、3人とも文句ひとついわず、われ先にと話したがる。すばらしい人たちである。
 2022年に亡くなった二コラ・アンゲリッシュの想い出や、彼の譜読みの速さ、すばらしい人間性にも話題が及び、とりわけヴァイオリンのジャン=マルク・ヴァイジャベディアンにとっては、「弟のような存在だった」という。
 フランク、ヴィエルヌ、そしてシューマンの作品についても聞き、今後の録音予定も話してもらった。
 このインタビューは、「intoxicate」に書く予定である。
 今日の写真は、インタビュー後の3人。左からピアノのヴァンサン・コック、中はチェロのラファエル・ピドゥ、右がヴァイオリンのヴァイジャベディアン。

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posted by 伊熊よし子 at 23:14 | 日々つづれ織り
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