2024年06月30日
上原彩子
次号の「音楽の友」の特集U「ロマン派のピアノ協奏曲を聴こう!」で、上原彩子にインタビューすることになった。
作品は、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番である。
彼女にはデビュー当初から何度も話を聞いているが、ひとつの作品に関して取材をするのは初めてである。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番は、ピアニストにとって技術的にも表現力においても、オーケストラとのコミュニケーションもとても難しい作品で、上原彩子も25歳から始めたそうだが、暗譜するのにかなりの時間を要したという。
「これは体力勝負の曲。まだ弾けるうちに弾いておきたいと思うけど、いつまで弾けるかわからないほど、体力と気力を必要とする」と真顔で語っていた。
各々の楽章に関する思いや解釈、魅了されている箇所なども聞き、ラフマニノフへの熱き想いも思いっきり話してもらった。
国内外の指揮者やオーケストラとも共演しているため、それも話題にのぼった。
今日の写真は、真っ赤なサマーセーターを着た上原彩子。彼女は赤が好きなようだ。以前も、赤一色の服装だったっけ。
posted by 伊熊よし子 at 18:05
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