2024年05月31日
フランソワ=フレデリック・ギィ
コロナ禍で来日がかなわず、インタビューが決まっていたにもかかわらず延期になっていたアーティストがいる。
フランスのピアニスト、フランソワ=フレデリック・ギィもそのひとり。
ようやく来日がかない、インタビューで話を聞くことができた。
ギィはベートーヴェンのピアノ・ソナタで世界的に知られ、日本でも披露しているが、ソナタ全曲演奏は世界各地で10階行っているという。
今回はそのベートーヴェンへの深い思いとともに、ドビュッシーとミュライユのアルバム、そしてショパンのアルバムについてさまざまなことを語ってもらった。
とりわけ現代の作曲家との交流が深く、同時代の作品に積極的に取り組んでいるギィは、トリスタン・ミュライユとの出会い、交流、作品の魅力をことばを尽くして語った。
そしてショパンの作品に関してはずっと録音の機会がなかったが、コロナ禍で楽譜をじっくり読み込み、ショパンの内面と対峙することができたため、2枚組のアルバムを完成させたという((キングインターナショナル)。
このインタビューは、「音楽の友」に書く予定になっている。
ギィは、会った途端にすごく親しげな笑顔を向けてくれ、インタビュー中もずっと楽しそうに話してくれた。時間が許すなら、もっともっと話したいという感じだった。
今日の写真は、その親密的でキュートな笑顔のギィ。ヘアスタイルがとてもいい感じで、編集のKさんとカメラマンの3人で、「かわいい、かわいい」(失礼)といってしまった。
演奏はシリアスで凛としているのに、素顔はとてもフランクで、何度でも会いたいと思わせる人である。
posted by 伊熊よし子 at 23:19
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