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上野通明

 2021年のジュネーヴ国際音楽コンクールのチェロ部門で、日本人初優勝に輝いた上野通明には、デビュー以来何度かインタビューを続けている。 
 当初はまだあまりインタビューに慣れていないからか、口数が少ない印象だっだか、徐々にいろんなことを話してくれるようになり、今回もさまざまな話を聞くことができた。
 彼は、5月24日にサントリーホールで「無伴奏チェロ・リサイタル」行う。しかも、プログラムはすべて邦人作曲家による作品選で、黛敏郎、松村禎三、森円花、團伊玖磨、武満徹、藤倉大という構成である。
 今回は、その話を聞きに、音楽事務所まで出かけた。
 上野通明は1曲ずつその作品について語り、作品との出会いや演奏の聴きどころ、作品の特徴などをじっくりと話してくれた。
   今回の藤倉大への委嘱作品「Uzu《渦》は世界初演である。その作品ができあがるまでの敬意も聞くことができた。
「ぜひ、このコンサートを成功させて、こうした邦人作品を世界の舞台で演奏したいんです」と、熱い胸の内を聞かせてくれた。 
 このインタビューは、次号の「音楽の友」に掲載される予定である。
 写真は、1758年製P.A.Testore(宗次コレクション)のチェロとともに。

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posted by 伊熊よし子 at 22:30 | 日々つづれ織り
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