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小川典子

 年が明けてすぐ、小川典子の取材で千葉大学病院まで出かけた。
 「音楽の友」ムックで予定されている音楽と医学に関する取材で、小川典子が2021年にロンドンの地下鉄の階段で転倒して右手を骨折し、4カ月間というものピアノがまったく弾けなくなった話を聞くためである。
 最初の治療はロンドンで行ったが、やがて知人の医師、千葉大学病院の金塚彩先生に診てもらい、リハビリも続け、いまやすっかり演奏が可能になっている。
 実は、この手のケガに関する話は「マリアージュなこの1本」に出演してもらったとき聞いているため、今回はムック用により詳しくその経緯を聞くとともに、金塚先生との対談も行った。
 ケガや病気に見舞われたとき、親切に親身になって話を聞いてくれ、治療を施してくれる医師に出会えるのは、本当に幸運だ。
 小川典子もこの経験を活かし、自分と同様にケガに苦しんでいる人に向けて、先生と相談してさまざまな試みをしているという。
 ムックでは、その内容も紹介したいと思っている。
 ただし、取材場所はウチからとても遠く、電車が往復4時間以上、取材が2時間以上で、結構ハードな時間となった。
 今日の写真は診療室でのふたりと、病院のロビーにあるピアノの前での撮影。

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posted by 伊熊よし子 at 22:07 | 終わりよければ…取材奮闘記
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