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花岡千春

 ピアニストの花岡千春が、「二つの大戦の狭間で」と題したリサイタルを行う(11月23日、東京文化会館小ホール)。
 これは毎年恒例のピアノ独奏会で、「音楽之友社」から発売された楽譜「日本の小品集」と「イギリス ピアノ小品集」に収められた二つの大戦の狭間に書かれた、日、仏、英の作品を集めたものとなっている。
 プログラムは、橋本國彦:三枚繪(雨の道、踊子の稽古帰り、夜曲)、タンスマニズム、A.タンスマン:「子供のために」より大西洋横断ソナチネ、J.アイアランド:ホーリー・ボーイ(前奏曲集より)、五月の朝に(組曲「サルニア」より)、伊福部昭:ピアノ組曲(日本組曲)という構成である。
 そのリサイタルの話を聞くために、インタビューを行った。
 もちろん、当日の選曲理由から始まり、楽譜出版の大変さ、各曲への思いなどをじっくりと聞いたが、実は彼は大変なグルメだそうで、その話で盛り上がってしまった。
 音楽家はグルメが多い。やはり、いい音楽を生み出すためには、美食は欠かせないということではないだろうか。
 連載している「音楽の友」の「マリアージュなこの1本」でも、出演してくれるみんなが食の話で大いに盛り上がり、口がなめらかになる。
 この記事は次号の「音楽の友」に掲載予定である。
 グルメな話はほんのちょっとしか触れられないが、花岡千春の人間性には触れたいと思う。それらすべてが演奏に反映すると思うからである。
 今日の写真は、インタビュー後の1枚。インタビューでの楽しそうな表情そのままの笑顔がいい感じ…。

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posted by 伊熊よし子 at 22:24 | クラシックを愛す
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