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大嶺未来&高橋多佳子

 ようやく対面のインタビューが増え、アーティストにじかに会って話を聞くことができるようになった。
 みんなマスクを外しているので、私も猛暑のなか息苦しいため、マスクなしで取材を行っている。
 先日は、大嶺未来と高橋多佳子が「ラフマニノフ・ピアノデュオリサイタル」(10月20日、東京文化会館小ホール)と題した演奏会を開くことについて、ふたりにインタビューを行った。
 このインタビューは次号の「音楽の友」に掲載予定である。
 ふたりの出会いからお互いの音楽性について、そして共演にいたるまでを聞き、そこから話はラフマニノフへの深き愛に発展し、終始笑顔の絶えない楽しい取材となった。
 大嶺未来はラフマニノフのピアノ作品全曲演奏を行っており、「ラフマニノフのダークで深々とした音楽」が好きで、自身の演奏もそうした傾向にあるという。
 一方、高橋多佳子は「実は、私はワルシャワ時代にラフマニノフ漬けの日々を送っていたんですよ」と告白。これには驚き、新たな発見があった。
 そんなふたりのラフマニノフへの思いは長年に渡るもので、その気持ちはずっと変わらないという。
 プログラムはラフマニノフの「2台のピアノのための組曲」第1番と第2番で、その間にチャイコフスキー(ラフマニノフ編)「眠れる森の美女」組曲が挟み込まれるという構成だ。
 大嶺未来は紫が好き、高橋多佳子はピンクが好きだそうだから、当日のステージ衣裳は紫とピンクのグラデーションとなりそう。
 今日の写真は、インタビュー後のワンショット。さて、どんな気合の入ったデュオになるだろうか、楽しみである。

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posted by 伊熊よし子 at 14:10 | 日々つづれ織り

菊池洋子

 あるアーティストに続けて取材することがある。
 近ごろ、菊池洋子には何度か会う機会があり、「また会えたね〜」と、お互いに笑い合っている。
 まずは、「音楽の友」の「マリアージュなこの1本」の取材で、玉川上水にある「ダイニングカフェ R.J」へ。
 このお店は菊池洋子の自宅のすぐ近くにあり、家族で通っているそうだが、ヨーロッパから帰国すると、必ずひとりで顔を出すという。
「もう家族のような感じで、シェフは私のお父さん、奥さまは私のお母さんともいうべき存在。いつもおいしくいただいています」
 こんなお店が近所にあるなんて、うらやましい。
 ここではつい先ごろリリースしたバッハの《ゴルトベルク変奏曲》の録音について聞いたり、8月4日にブルーローズで行われた「ゴルトベルク」のリサイタルの話題でも花が咲いた。
 今日の写真は、シェフの市川滋さんとのツーショット。それから当日供されたお皿の数々。色どりも盛り付けも、もちろんお味も最高。美しい絵画のようなお料理だった。

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 そして昨日はレコード会社に行き、新譜の「子守歌ファンタジー」のインタビューを行った(キングインターナショナル)。こちらも「音楽の友」に掲載予定である。
 すばらしい企画のアルバムで、レコード会社のディレクターの宮山さんにも話に加わっていただいた。
 彼女はいまドイツ語の特訓中だそうで、ウィーン国立音楽大学での後進の指導をするにあたり、ドイツ語の習得が必須だとか。オンラインでレッスンを受けているそうだ。いろいろ頑張っているよね〜、元気をもらえます。

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posted by 伊熊よし子 at 21:25 | マイ・フェイバリット・ピアニスト

三原未紗子

 最近、ピアニストの取材が続いている。
 先日は、「音楽の友」の三原未紗子のインタビューで、音楽之友社まで出かけた。
 彼女とは初めて会い、インタビューで話を聞くのもまったく初めてだったのだが、最初から意気投合して話題が広がっていき、有意義な時間となった。
 三原未紗子は、10月5日に王子ホールでCD発売記念講演を行うことになっている。
 2019年第26回ヨハネス・ブラームス国際コンクールピアノ部門において優勝に輝き、ザルツブルクとベルリンで研鑽を積んだ彼女は、リサイタルではブラームスからリゲティ、シェフスキー、リストまで多彩な選曲を披露する。
 もちろん作品について、新譜のCDについて、留学中のことなども聞いたが、そこからさまざまなところに話が飛んで行き、時間が足りないほどだった。
 記事は、そのエッセンスで構成したいと思っている。
 今日の写真は、インタビュー後のワンショット。秋のリサイタルが楽しみである。

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posted by 伊熊よし子 at 23:05 | クラシックを愛す
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