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河村尚子

 7月21日杉並公会堂大ホールで、「福間洸太朗プロデュース 第26回レア・ピアノミュージック」のリサイタルが開催された。
 この日のゲストは、河村尚子。
 プログラムは、前半がシューベルトの「フランスの歌による8つの変奏曲」D.624Op.10、矢代秋雄の「ピアノ連弾のための《古典組曲》」、矢代秋雄のピアノ・ソナタ(1961)、後半がシューベルトのピアノ・ソナタ第17番という構成。まさに、レア・ピアノミュージックの選曲である。
 連弾は河村尚子と福間洸太朗が行い、曲の合間にはふたりのトークも挟み込まれた。
 河村尚子の演奏はデビュー当初から聴き続けているが、近年ますます磨きがかかり、洞察力の深さとテクニックの成熟が相まって、ピアノ好きをうならせるほど。
 当日はホールで何人かの仕事仲間に会ったが、みんな口をそろえて私と同様の感想を語っていた。
 福間洸太朗のこのシリーズは、ご本人いわく「100回続けるのが目標」だそうで、すでに23―24シーズンの出演者が予定されている(第27回〜第32回)。
 杉並公会堂は久しぶりに訪れたが、とても親密的で居心地がよいホール。音響もよく、もっといろんな企画が行われればいいのに、と思ってしまった。
 私は隣の駅なので、帰り道もとても楽。また聴きに行きたいと思っている。
 今日の写真は、終演後の河村尚子と福間洸太朗のツーショット。ふたりともドイツを拠点に活動しているため、とても仲がいいそうだ。連弾では、その呼吸の合い方に仲のよさが現れていた。

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posted by 伊熊よし子 at 22:35 | クラシックを愛す
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