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飯野明日香

 現代音楽から古楽器のフォルテピアノまで、幅広いレパートリーをもつ飯野明日香が、「エラールの旅」という全3回のシリーズをサントリーホールのブルーローズで開催している。
 その最終回が5月20日に行われることになり、その話を聞くためにインタビューに出かけた。
 彼女はパリとブリュッセルで学び、さまざまな音楽家との共演も経て、いま自分がもっとも演奏したい作品は何かと自身に問いかけ、その思いをプログラムに投影させているという。
 今回は「エラールという楽器」と題し、この楽器が歩んできた歴史と足跡をたどり、日本のサントリーホールに保存されるまでの道のりをたどりながら、ベートーヴェン、リスト、ラヴェルに日本の作品を加えて個性的な選曲を披露する。
 このインタビューは、次号の「音楽の友」に紹介される予定である。
 インタビューは各々の作品とエラールとの関連性から始まり、現代作品への熱き想い、それらの作曲家との交流まで広がり、最後は「世界一周旅行をしたい」という夢まで語ってくれた。
 当日、演奏されるのは1867年製のエラール。この歴史的名器がいかなる響きを生み出すか、興味は尽きない。
 今日の写真は、インタビュー後のワンショット。まだまだ時間が許せば、いろんな話が聞けそうだった。また、次回を楽しみにしたい。

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posted by 伊熊よし子 at 16:30 | 日々つづれ織り
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