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亀井聖矢

 ここ数年、我が国からは国際ピアノコンクールの優勝者、入賞者が数多く誕生し、ピアノ界は活況を呈している。
 2022年、ロン・ティボー・クレスパン国際コンクールのピアノ部門で優勝した亀井聖矢も、いま注目されているピアニストである。その彼に、インタビューを行った。
 これは8月26日、27日に横浜赤レンガ倉庫特設会場で開催される「STAND UP! FESTIVAL`23」に出演することが決まり、その話を聞くためである。
 この野外会場での演奏に対する思いを聞くことはもちろんだが、コンクールに関することや、これまでの歩みなども含めて質問し、さまざまな話題が登場した。
 亀井聖矢は2022年にマリア・カナルス、ヴァン・クライバーンとロン・ティボーと3つの国際コンクールに挑戦している。
「最初は、全部優勝するつもりで受けたんですよ。結果としてはロン・ティボーの優勝だけでしたが、あとのふたつの経験を活かしてようやく精神的に落ち着き、自信をもって演奏することができたのです」
 彼は、いかにコンクールで自分のふだんの実力をすべて発揮することが難しいかを語った。私も以前は数多くの国際コンクールを取材しているため、この気持ちはよく理解できる。
 そして、2025年に開催されるショパン国際ピアノコンクールを受けるために、いまからショパンのレパートリーを増やし、リサイタルで演奏して実力を磨き、「ぜひ、いい結果を出したい」と胸の内を吐露した。
 こういう前向きな精神に貫かれ、ショパン・コンクールを受けると明言する人は、ぜひ応援したい。
 インタビューは、「express」に書く予定である。
 今日の写真は、2022年9月に録音した「VIRTUOZO」(イープラス)のジャケット。得意とするバラキレフの「イスラメイ」が収録されている。

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posted by 伊熊よし子 at 22:38 | 日々つづれ織り
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