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サンタ・マリア・ノヴェッラ ティサネリーア京都

  京都にはこだわりのシェフが腕をふるう上質なリストランテがいくつもある。
  そのなかで、私のお薦めは東洞院通りにある「サンタ・マリア・ノヴェッラ  ティサネリーア京都」だ。
  このお店は季節ごとにさまざまなメニューを展開し、いつも驚きと刺激と感動をもらっている。
  今回のランチメニューは、まず、すっきりしたスパークリングワインに続き、「聖護院蕪  ズッパ」からスタート。
  これが実に京都風の味わいで、聖護院蕪の滋味豊かな味わいが堪能でき、スターターとしては最高。
  次いでメニューには「寒ブリ 大根」と書いてあるため、ついブリ大根の煮つけを想像してしまうが、ところがどっこい、目からウロコのレシピ。寒ブリと5種の大根のマリネだった。

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  ここでいつも感激する「25種類の野菜とハーブサラダ」が供される。これは絵になる一品。ひとつひとつの野菜やハーブがまるで絵画のひとこまのように美しさと存在感を発揮している。

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  メインの前に「イタヤ貝  白菜  黒七味」と書いてあるため、生の貝が出てくるのかと思ったら、これがトマト味のパスタだった。ほとんど想像できませんでしたな(笑)。
  そしていよいよメインの「京赤地鶏  ハーブロースト、京都牛  ビステッカ」が供され、その美しさとひとつひとつのこだわりの味わいにまたまた感動。

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  デザートは「洋梨  ホワイトチョコレート  ゴルゴンゾーラ」と題された一品で、ハーブティーか和紅茶かコーヒーを選ぶ。
  私は和紅茶を選んだのだが、あっさりしているのに不思議なコクがあり、いままで飲んだことのない深い味わいの紅茶に、ついお店の人に「これはどこで生産されている紅茶ですか」と聞いてしまった。
  すると、「京都の和束町で作られている和束茶です」と教えてくれた。
  紅茶大好き人間の私としては、この紅茶を調べなくてはならない。そして手に入れなくては。
  今回も、さまざまな面で勉強になり、感動をもらい、そしてますますこのお店のファンになった。

posted by 伊熊よし子 at 19:02 | ゆったりまったり京都ぐらし
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