2022年12月03日
イム・ユンチャン
いま、先日アメリカで開催された「第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」において、史上最年少の18歳で優勝の栄冠に輝いた韓国出身のイム・ユンチャンが来日中である。
昨日は、来日公演を前に記者懇親会が開かれ、コンクール参加の経緯やレパートリーのこと、今後の活動に関してなど、さまざまな話題が登場した。
私の知っている韓国人のアーティストや仕事で会う人は、ほとんどの人が声がものすごく大きく、雄弁である。
ところが、イム・ユンチャンは恥ずかしそうに小声でボソボソと話す。
こういう人は、きっと対面のインタビューを行ったら、結構内面性が出てきて、おもしろい面が引き出せるに違いない。
今日の写真は、記者懇親会のひとこま。
リサイタルは、今夜サントリーホールで開催される。
彼は古い録音を好むそうで、イグナーツ・フリードマンのショパンを大切に聴き込んでいるとか。シブいねえ。
今夜の演奏が楽しみである。
なお、2023年2月にはミハイル・プレトニョフ指揮東京フィルのソリストとして来日し、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」を演奏する予定になっている。
posted by 伊熊よし子 at 14:13
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