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小松亮太

 次回の「音楽の友」の連載「マリアージュなこの1本」は、バンドネオン奏者の小松亮太の登場である。
 彼の行きつけのお店は、高円寺にあるコース料理と手打ちうどんと日本酒のお店「さぬきや」。
 ミシュランガイドのビブグルマンに選ばれたお店で、どのお料理もとてもおいしそうで、盛り付けもすばらしく、料理人のこだわりが感じられた。
 私は器に興味があるのだが、このお店の器も色彩や材質が統一されていて、お料理がとてもおいしく感じられる。
 日本酒の種類も豊富で、全国の銘酒や隠れた逸品を取り寄せているそうだ。
 小松亮太には、先日「ぶらあぼ」で話を聞いたばかりだが、今回は食に関する話も出て、幅広い話題が飛び出した。
 さて、「口福レシピ」は何にしようかな。いつも、これを考えるのがすごく楽しみ。
 今日の写真は、お店のオーナーシェフと一緒に写した1枚。
 おうどんは、春のトリュフが山ほど入っていた。うどんとトリュフ、さすがの組み合わせである。

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posted by 伊熊よし子 at 22:45 | 日々つづれ織り

あんずジャム

私はあんずジャムが大好きなのだが、これを作ろうと思うと、短期間しかお店に並ばないため、いつも短期決戦になる。
今年もあんずの季節がやってきて、ようやく手に入れることができた。

まず、あんず500グラムをさっと洗って半分に切り、種を除く。
半分か、大きい場合は4等分に切る。
鍋にあんずを入れ、砂糖(上質なものを使いたい)250グラムを入れ、重しをして水分が出るまでひと晩おく。
鍋を中火にかけ、沸騰したら弱火にしてアクを取りながら煮詰める。
とろみが出たら出来上がり。火を止めて、レモン果汁を大さじ4を加える。
保存容器に入れて、早いうちに食べる。

あんずジャム(アプリコットジャム)は、お菓子作りに欠かせない。
私の大好きなウィーンのザッハトルテも、アプリコットジャムが隠し味に使用されていて、とても美味。
今日の写真はみずみずしいあんずと、出来上がったジャム。
小ぶりのパンケーキを焼いて、チョコクリームとあんずジャムをつけて食べると、ザッハトルテの雰囲気が味わえる。

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posted by 伊熊よし子 at 23:36 | 美味なるダイアリー

アレクサンドル・カントロフ、ホアキン・アチュカロ

 先週は、来日ピアニストのすばらしい演奏を2度聴くことができた。
 6月30日(木)には東京オペラシティコンサートホールで、アレクサンドル・カントロフのピアノ・リサイタルが開かれた。
 昨年のブラームスの公演は、「音楽の友」の年間ベストワンに挙げたほど。さて、今年のプログラムは、リストの「巡礼の年」が中心で、シューマンのピアノ・ソナタ第1番とスクリャービンの詩曲「焔に向かって」が挟まれる趣向。
 作品によるのだろうが、昨年の滋味豊かな心に切々と響いてくる演奏とは一線を画し、エネルギッシュで情熱的で楽器を大きく鳴らす奏法だった。
 この公演評は「モーストリー・クラシック」に掲載される予定である。
 ここしばらく来日アーティストの演奏は、アンコールが盛りだくさん。コロナ禍でなかなか来日できなかったためか、アンコールだけで第3部が構成されるような形である。
 カントロフも、7曲も弾いてくれ、私が聴きたかったブラームスの「4つのバラード」が含まれていた。ああ、大満足…。
 7月3日(日)には王子ホールで、今秋90歳を迎える巨匠、ホアキン・アチュカロのピアノ・リサイタルが行われた。
 前半はブラームスのピアノ・ソナタ第3番、後半はリスト、ラフマニノフから始まり、得意とするグラナドス、アルベニスへと移った。
 アチュカロは、インタビューしたときもそのエネルギッシュで前向きで、音楽にすべてを駆けている姿勢に感服したが、今回の演奏も聴き手を元気にするもの。私も大いなる活力をもらうことができた。
 やはり、こうしたナマの演奏は何物にも代えがたい。感染状況が微妙でちょっと心配だが、なんとかコンサートが続くことを願いたい。

posted by 伊熊よし子 at 23:04 | マイ・フェイバリット・ピアニスト
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