2022年05月04日
サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都
現存する世界最古の薬局といわれる、フィレンツェの老舗ブランド、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局。
京都には、レストラン併設のショップがある。ショップには石鹸、オーデコロン、フレグランスなどが置いてあり、その香りは実にナチュラルで心身が癒され、歴史を感じてしまう。
今日は、そのレストランの方に伺い、ランチをいただいた。
いろんなコースがあるが、昼間からそんなにたくさんはいただけないため、ほどよいメニューを選んだ。
まず、スパークリングワインに続いて「新玉葱のズッパ」。新玉葱の甘さがほどよく、からだにスーッと入っていく。
次いで、シェフが朝から上賀茂の農園に野菜やハーブを摘み取りに行くという、お店の自慢料理「25種類のお野菜とハーブサラダ」。優しい味わいのドレッシングと、絵画のように美しい野菜のハーモニーが抜群だ。
次は「メカジキ、バジリコ、樽トマトのパスタ」。このトマトがものすごく甘くて風味豊か。アルデンテのパスタとお魚との相性もピッタリで、シェフのこだわりを感じさせた。
そしてメインは「京の都もち豚ロース、丸茄子パルミジャーノ焼き」。お肉に茄子とチーズの風味が加わり、付け合わせの京野菜も色とりどり。ソースには白みそが使われているそうだ。
最後はデザートの「自家製ジェラート」。今日はストロベリーとヨーグルト。さっぱりしているのに、食べごたえがあり、やはりイタリアンでは最後はジェラートだよね、という感じ。
実は、もっとも感動的だったのが、フォカッチャである。目の前でパンをオーブンで温め、玉葱の炒めたものをトッピングしてサービス。これがいままで食べたことのないおいしさのパンで、こだわりの生地と絶妙の焼き加減。本当はおかわりしたいくらいだった(笑)。まさか、そんなはしたないことはできないよね。
地下鉄の烏丸駅徒歩3分、東洞院通りなので、とても便利な場所にある。京都で上質なイタリアンを食べたい人は、ぜひ。
posted by 伊熊よし子 at 22:50
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