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上野通明

 2021年10月、ジュネーブ国際音楽コンクールのチェロ部門において、日本人として初の第1位を獲得した上野通明が、1月20日に紀尾井ホールでリサイタルを開く。
 これに先駆け、彼にインタビューを行った。
 その記事がヤマハWEB「音遊人」にアップされた。
 ぜひ、読んでくださいね。

posted by 伊熊よし子 at 20:56 | 情報・特急便

八木大輔&秋川風雅

   最近は、音楽大学ではなく普通の大学に通いながらピアニストとしての歩みを進めたり、音楽家と他の職業を兼任する人が現れたり、クラシック界も時代の流れだろうか、多様性が目立つようになっている。
  そんな現代を象徴するような、若きピアニストが登場した。
  八木大輔(慶應義塾高校3年)と秋川風雅(慶應義塾高校2年)で、彼らはD&Fというユニット名でレコーディングとコンサートを行うことになっている。
  ふたりが4手や連弾を行うスタイルではなく、ひとつのアルバムでそれぞれが得意とする作品を演奏しているが、1曲だけ連弾が収録されている。D&F/ザ・ヴィルトゥオーゾ、2月23日発売(アールアンフィニ)。
  デビュー・アルバムのプログラムは、ショパン:練習曲嬰ト短調作品25-6、リスト:ドン・ジョヴァンニの回想、リスト:死の舞踏(八木)、ショパン:練習曲嬰ハ短調作品10-4、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調『熱情」作品57(秋川)、ラフマニノフ:イタリアン・ポルカ変ホ長調(連弾)。
  昨日はその紹介を兼ねたミニコンサートと記者会見がスタインウェイ・ジャパン青山ショールームで行われ、ふたりの勢いに満ち溢れた演奏を聴くことができた。
  ふたりとも、今後は音楽大学に進むことはせず、さまざまな分野の勉強を幅広く行いながらピアノを学び、じっくりと将来の道筋を立てていく方針のようだ。
  彼らの演奏とトークを聞いて感じたのは、D&Fは名前から命名しているのだろうが、私は「Dynamism&Freedom」という思いが胸に浮かんだ。
  八木大輔には以前「ぶらあぼ」でインタビューしたことがあったため、終演後に話を聞くと…。
「今日はまったくうまく弾けなかったんですよ。本当はもっともっと、今日の100倍くらいうまく弾けるんです。ぜひ、近いうちに聴いてください」といっていた。
  100倍というところが、彼らしい(笑)。
  彼らの目の前には大海原が広がっている。その大海に漕ぎ出す若き俊英たちの活躍に期待したい。
  なお、3月31日にはHakujuホール(18:30開演)で「ピアノ・ジョイント・コンサート〜ザ・ヴィルトゥオーゾ〜」が予定されている。さあ、100倍の力を発揮する演奏に期待しましょ。
  今日の写真は、素敵な外観と内装に彩られたスタインウェイ・ジャパン青山ショールーム。八木大輔(黒いシャツ)と秋川風雅(ジャケット着用)。

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posted by 伊熊よし子 at 16:52 | 情報・特急便

新年のごあいさつ

 新年、明けましておめでとうございます。
 クラシック界はまだまだ大変だが、今年こそは少しでもいい状況になることを願ってやまない。
 もちろん、さまざまな仕事が困難を極め、マスク生活は当分続きそうだ。
 そのなかで、早くも明日から仕事が動き出す。
 若手ピアニストふたりの紹介を兼ねたミニコンサートと記者会見が、表参道のスタインウェイで行われるのである。
 久しぶりに人に会うことになり、みんなの元気な顔が見られると思うと、とてもうれしい。
 今年も多種多様な情報、興味深いニュース、アーティストの様子などを伝えていきたいと思う。
 今年もブログをどうぞよろしくお願いいたします。
posted by 伊熊よし子 at 18:07 | 日々つづれ織り
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