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吉野直子

  ハープ奏者の吉野直子は自主レーベル「グラツィオーソ」を創設し、毎年1枚ずつのペースで新譜をリリースしている。
  6枚目となった今回の新譜「ハープ・リサイタル6」(キングインターナショナル)は、フランスの作曲家の作品をメインに据え、マルセル・トゥルニエ、アンリエット・ルニエ、アンドレ・カプレ、アルフレード・カゼッラ、カルロス・サルツェード、そしてガブリエル・フォーレの作品という構成。
  この新譜の話を聞きに、レコード会社まで出かけた。
  今回の選曲は、それぞれ長年に渡って弾き続けてきたものが多く、思い出が詰まっているという。
  吉野直子には長年インタビューを続け、演奏を聴き、以前は自宅が近かったため、ご近所さんだった。
  彼女はハープの多彩な音色、多様な奏法をひとりでも多くの人に聴いてもらいたいと、ハープの可能性をひたすら追求し、前に進み続けている。
 その姿勢はいまだ変わることなく、いつ会ってもその心意気に感動すら覚える。
 ただし、けっして肩に力の入った様子はなく、話は常におだやかで、上品で、相手を自然になごませる。
 吉野直子のハープの音色が心の奥にスッと入り込んでくるように、インタビューも自然体の形でスーッと進んでいく。
 コロナ禍で海外公演も中止となり、国際コンクールの審査員やさまざまな活動が取りやめとなったが、じっくり楽譜を読み、作品と時間をかけて対峙できると、この時期もまたポジティブな姿勢を崩さない。
  このインタビューは、次号の「intoxicate」に書く予定である。
  今日の写真はインタビュー後の1枚。私が初めて会った20代のころから、まったく変わらない。いいよねえ、うらやましい(笑)。

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posted by 伊熊よし子 at 22:35 | クラシックを愛す
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