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三浦文彰

 コロナ禍で数多くのコンサートが中止や延期に追い込まれるなか、それでも少しずつコンサートは歩みを進めている。
 今日は、紀尾井ホールに「三浦文彰 リサイタル・ツアー2021」の東京公演を聴きに行った。
 今回は全国で8公演が組まれ、東京公演は昨日の紀尾井ホールと今日の2回。
 プログラムはドビュッシーのヴァイオリン・ソナタから開始し、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番「春」が前半。後半はチャイコフスキーの「ワルツ・スケルツォ」「なつかしい土地の思い出」、武満徹の「悲歌」と続き、最後はラヴェルの「ツィガーヌ」という、ヴァイオリンのさまざまな奏法と表現が楽しめる内容となっている。
 今回のツアーでは、三浦が尊敬するというピアニスト、ヴァルヴァラとの日本初共演となる予定だったが、残念ながらそれは実現せず、昨日は高木竜馬、今日は妹の三浦舞夏との共演となった。
 彼はプログラムに「命がけで来ていただいたみなさまのために、最高の音楽をお届けしたい」と綴っている。
 三浦文彰の演奏は長年聴いてきたが、今日は「こういう時期だからこそ音楽が大切」という気持ちが込められ、内なる情熱が伝わってくる熱く深い弦の響きが印象的だった。
 このコンサート・レヴューは次号の「音楽の友」に書く予定になっている。


posted by 伊熊よし子 at 22:13 | クラシックを愛す
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