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かごフェチ

  世の中には、かごの好きな人が多いと思う。
  私も無類のかごフェチ。家には各地で購入してきたかごが並ぶ。
  最初にかごに魅せられたのは、ジュネーブ国際ピアノ・コンクールの取材に出かけた際、オフの時間にフランスから飛んできてくれたカメラマンと一緒に、山奥の方に散策にでかけたときに見つけたもの。
  あけびのような堅い素材でていねいに作られたかごを見て、ひとめぼれ。ただし、日本にもって帰るには大きすぎて、たたむこともできず、機内持ち込みの手荷物にしなければならない。
  ずっと眺めながら悩んでいた私に、カメラマンがひとこと。「ここにはもう一生来ないと思うよ。いま買わなかったら、きっと後悔する。買っちゃいな」。
  そのことばを受けて、手に入れたかごはもう何年も大切に使っている。
  それ以来かごが大好きになり、京都、エストニア、松本、タイ、スペインなどのかごが我が家に集結した。
  いろんなところに散らばっていたかごだが、コロナ禍で部屋を片付ける時間があり、一箇所にまとめることになった。
  いまはリビングルームの壁面に並ばせ、食材、保存食などを分類して入れている。
  これらのかごは、見るたびに私を幸せな気分にさせてくれる。最初にジュネーブで買って、本当によかった。
  今日の写真は、リビングに並ぶかごたち。真ん中のこげ茶色のかごがスイス製。

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posted by 伊熊よし子 at 22:36 | 日々つづれ織り
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