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三浦章宏

  東京フィルのコンサートマスター就任から20年目を迎える三浦章宏が、初のソロ・アルバムをリリースした(キングインターナショナル)。
  盟友のピアニスト、東誠三とのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集1で、近いうちに全集を予定しているそうだ。
  まず登場したのは、第9番「クロイツェル」。三浦章宏は、NHK交響楽団時代からベートーヴェンのオーケストラ作品に多く触れ、それが今回のソロ演奏にも存分に生かされ、作品全体を俯瞰した目を感じさせる。
  プログラムは「クロイツェル」から始まり、第6番、第1番へと進む。いずれも情熱的で迫力に富む一方、各曲の緩徐楽章ではロマンあふれる弦の響きを聴かせている。
  先日、この初録音の話を聞きに、レコード会社に出向いた。
  彼は以前から宮崎国際音楽祭などで出会い、演奏は聴いているが、インタビューするのは初めて。このインタビューは、次号の「intoxicate」に書く予定になっている。
  もちろん、CDに関しての話題が主体だったが、これまでのオーケストラとのかかわり、東京フィルの名誉音楽監督チョン・ミュンフンの教え、子ども時代からの音楽とのかかわりなども聞くことができ、有意義なひとときとなった。
  ピアニストの東誠三とは幼なじみだそうで、何度も共演を重ねているため、レコーディングはとてもスムーズに楽しみながらできたという。
  今日の写真はインタビュー後のワンショット。「ブログ用に写真を撮らせてください」というと、「楽器を出した方がいいよね。ヴァイオリンがないと、どこのおっさんかと思われるので…」といわれたため、大笑いしてしまった。
  ちなみに、この楽器との出合いも非常に興味深く、ヴァイオリニストにとって楽器との出合いがいかに大切かということを改めて知らされた。

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posted by 伊熊よし子 at 18:04 | クラシックを愛す

ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

   2021年2月から3月にかけて来日公演が予定されていたロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(音楽監督トマス・セナゴー)は、新型コロナウイルス変異種の流行などの理由で、来日が中止されることになった。
   同オーケストラは入国後の14日間待機を受け入れ、34年ぶりとなる日本公演に向けて関係者とともに最後まで尽力したとのことだが、苦渋の決断に至ったことを発表した。
   私は毎年、この「東芝グランドコンサート」に関して、アーティストのインタビューやプログラム原稿などに携わっているため、来日中止のお知らせを聞き、とても残念な思いに駆られた。
  今回もソリストの竹澤恭子、小曽根真のインタビューを行ったばかりで、それらは変更せざるを得なかった。
  本当に今年はクラシック界にとっても大変な年となり、みんながさまざまな試練を経験することになった。
  ぜひ、来たる年は少しでも状況がいい方向に向かうことを祈るばかりである。
  
  
  
posted by 伊熊よし子 at 14:45 | 情報・特急便

シンプルな大根サラダ

 冬大根のおいしい季節である。
 この時期、忙しいときに簡単な大根サラダは、とても助かる。
 まず、大根をスライサーで千切りにし、塩昆布の細切りと混ぜ合わせて20分ほど置く。
 大根から水分が出てしんなりしてきたら、ゆずの皮の千切りを混ぜる。
 この3種類で、あとの調味料はいっさい必要なし。実に簡単なサラダがあっというまに出来上がる。
 先日、老舗のおいしい塩昆布をいただいたため、いろんなレシピを考えているところである。
 今日の写真は、ごはんの友にもお酒のおつまみにも重宝する大根サラダ。
 塩昆布は、キャベツの千切りと合わせても美味。

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posted by 伊熊よし子 at 22:41 | 美味なるダイアリー
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