2019年11月05日
ケント・ナガノ指揮ハンブルク・フィル
今日は、文京シビックホールにケント・ナガノ指揮ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を聴きに行った。
今回のオーケストラの日本ツアーはふたつのプログラムが組まれ、今日はBプロ。ヴィトマンのオーケストラのための演奏会用序曲 「コン・ブリオ」、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」、ブラームスの交響曲第1番である。
ピアノ協奏曲のソリストは辻井伸行。彼の「皇帝」はいろんなオーケストラとの共演を何度も聴いているが、やはり弾き込んでいる自信と説得力に満ちた演奏が披露された。
ブラームスの交響曲第1番は、ハンブルク・フィルの得意とする作品。ブラームスゆかりの土地のオーケストラゆえ、その意気込みもハンパではない。各セクションがケント・ナガノとともに「これでもか」というくらい、熱い演奏を聴かせた。
実は、今日はビックリすることがあった。
私の隣の席が、ラファウ・ブレハッチだったのである。お互いに顔を合わせて「えーっ」という感じで、ふたりとも驚きの表情を見せた。
辻井伸行の演奏は初めて聴いたそうで、「深く心に響く、とてもすばらしい演奏だった」といっていた。
もちろん、ブラームスの交響曲も「すばらしい指揮者とオーケストラだよね」と、感動の表情を見せていた。
明日は、「家庭画報」の連載記事の取材で、新しく開館した高崎芸術劇場にこのオーケストラと辻井伸行のインタビューに出かけることになっている。
さて、新しいホールはどんな響きだろうか、楽しみである。
posted by 伊熊よし子 at 23:35
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