2019年11月07日
高崎芸術劇場
昨日は、「家庭画報」の辻井伸行の連載記事の取材のために、高崎芸術劇場に出かけた。
このホールは9月20日にオープンしたばかり。新幹線の高崎駅からペデストリアンデッキで直結され、徒歩約5分でホールに着く。
外観はガラス張りで、内部がよく見える。かなり広い敷地に建っており、ゆとりを感じる。
内部に一歩足を踏み入れると、まだ新築したばかりという特有の香りがただよい、あちこち見たくなってしまう。
ケント・ナガノ指揮ハンブルク・フィルのリハーサルを聴いたが、音響は自然でとてもいい。
終演後、辻井さんに話を聞いたら、ピアノがとてもよい状態で、弾きやすかったという。
ホールの内部はワインレッドに近い赤で統一。椅子も、壁も、天井も赤一色。それもけっしてしつこくなく、落ち着きを感じさせるレッドである。
特に椅子の布に特徴があり、和のテイストを感じさせ、帯の布地のようだ。この椅子は、非常にすわり心地がよく、疲れない。
ロビーも楽屋もカフェスペースも、すべて広々として、ゆったりとした雰囲気を感じさせる。
高崎は、新幹線で東京から50分。こういう便利なアクセスのところにいいホールができると、クラシック界が活性化する。
今日の写真は、ホール内部。1階は傾斜がゆるやかで、ステージがとても見やすかった。
posted by 伊熊よし子 at 23:34
| 情報・特急便