ブログ

醍醐寺

  世界文化遺産に登録されている京都の醍醐寺は、いま紅葉の真っ盛りである。

y3456_R.JPG


  醍醐寺は広大な敷地のなかにいくつもの見どころが点在し、伽藍エリア、霊宝館エリア、三宝院エリアに分かれている。
  いまは紅葉の美しい季節ゆえ、観光客が多く訪れているが、なにしろ広いため、あまり混雑している感じがしない。
  五重塔も、金堂も、三宝院の庭園も、ゆっくりながめることができ、命の洗濯をするようだ。

y3455_R.JPG

y3453_R.JPG

y3463_R.JPG

  もちろん、時間をかけてゆっくり五大明王像などたくさんの仏像と対峙したあとは、おなかがすいてくる。
  そこで、境内のとてもながめのいい位置にあるフレンチ・カフェ ル・クロスゥル スリジェに寄り、薬膳カレーをいただいた。薬膳スープ付で、とてもヘルシーである。

y3447_R.JPG

  緑豊かな醍醐寺を散策していたら、眼精疲労が少し和らいだ気がした。
  
posted by 伊熊よし子 at 22:33 | ゆったりまったり京都ぐらし

イェフィム・ブロンフマン

  昨夜は、先日インタビューしたアンドレス・オロスコ=エストラーダが指揮するウィーン・フィルの演奏を聴きに、サントリーホールに出かけた。
  プログラムは、前半がラフマニノフのピアノ協奏曲第3番、後半がストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」である。
  ウィーン・フィルの音はいつ聴いてもまろやかで、豊かな歌心にあふれ、瞬時にかの地へと運ばれていくような視覚的な魔力を備えている。
  オロスコ=エストラーダはインタビュー時に感じたのと同様、音楽と対峙する姿勢も非常にエネルギッシュ。指揮台であたかも踊っているような躍動感に満ちた指揮をする。「春の祭典」はそんな彼にピッタリの音楽である。
  しかし、この夜の出色はラフマニノフのピアノ協奏曲のソリスト、イェフィム・ブロンフマンだった。以前から何度も演奏を聴いているが、常に彼の演奏は心に深く響いてくる。
  ブロンフマンはとても体格がよく、そのからだを全部ピアノに預けるようにして演奏する。ペダルも思いっきり踏み込む。
  だが、出てくる音はすこぶる美しく知的で上品で、デリカシーに満ちている。この不思議な響きは、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番という作品のもつ、奥深い魅力をあぶり出した。
  もちろんロシア作品特有の楽器を大きく鳴らすところは、目いっぱい鳴らす。オーケストラに負けずと大音響で頑張る。
  ただし、その音楽は作曲家が意図した深々とした抒情、哀感、ロシアの大地を思わせる壮大さ、鐘のような響き、民族色に富むエキゾチズムが内包されている。
  なんという豊かなラフマニノフだろうか。
  ブロンフマンは、以前インタビューの際に、ウィーン・フィルとはとても親しい関係を築いていると語っていた。その絆の深さ、お互いの信頼が全面にあふれていた。
  こういう演奏を聴くとラフマニノフの新たな魅力に気付き、作品をより深く知ることができる。
  次回、ブロンフマンに話を聞く機会があったら、ぜひラフマニノフ談義をしたいなと思った。
posted by 伊熊よし子 at 23:15 | クラシックを愛す

印象派からその先へ―

  有楽町駅と東京駅の中間に位置する三菱一号館美術館で、「印象派からその先へ―」と題した展覧会が行われている。
  これは「世界に誇る吉野石膏コレクション展」で、10月30日から2020年1月20日までの開催期間である。
  今回は、ルノワール、モネ、ピカソ、シャガール、ドガ、カンディンスキー、ピサロ、シスレー、カサットをはじめとする72点が展示されている。
  とりわけ印象に残ったのが、一番最後に飾られていたシャガールの「グランド・パレード」。1979年の制作で、92歳のシャガールが描いた絵だそうだ。
  しかし、高齢の画家が描いたとはとても思えないほど生命力にあふれ、色彩も豊かで、全体にみずみずしさと幸福感がただよっている。
  この絵を見るだけでも、この美術展にきてよかったと思わせてくれる、強烈な1枚だ。
  でも、写真を撮るのは禁止されている。1枚だけ、「ここは撮影可能」という絵のレプリカがあったため、そちらを写した。
  これは、ルノワールの「シュザンヌ・アダン嬢の肖像」。
  この展覧会は、「やさしくなれます。」というキャッチコピーが付いている。まさに、全部ゆっくり見終わったら、気持ちがほんのりやさしくなった。

y3434_R.JPG
posted by 伊熊よし子 at 22:21 | 日々つづれ織り
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE
検索ボックス