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田中正也

  アーティストは各地を旅してまわることが多く、インタビューの時間も限られている。
  先日、ロシアと日本を往復して活動しているピアニスト、田中正也のインタビューは、彼がモスクワから帰国したばかりの時間だった。このインタビューは次号の「ぶらあぼ」に掲載される。
  大きなスーツケースを携えてインタビューに現れ、「すみません、髪が天パーなのでくしゃくしゃで…」といっていたが、まさに飛行機から降り立ったばかりという雰囲気。
  田中正也は、10年前に愛知県の宗次ホールで「魔法のピアノ」と題したコンサートを行った。みんなが好む有名な作品に、彼ならではのこだわりのレアな作品を組み込んだプログラム。トーク付きで約55分という、凝縮したコンサートだ。
「最初は1度だけだと思ったのですが、第1回が満席となり、ずっと続けて行うようになりました」
  年に1度、さまざまなテーマをもとにプログラムを組み、徐々に人気沸騰。ついにモスクワでも「魔法のピアノ」モスクワ版を行うことになった。
  そして11月17日、今度はすみだトリフォニーホール(小ホール)で東京公演が実現することになった。
「これはCDリリース記念コンサートとなり、プログラムも収録曲を中心としています」(ナミ・レコード)
  田中正也は小学生のころからプロコフィエフに魅了され、プロコフィエフのピアノ・ソナタ第6番をメインに据えた選曲で、コンサートでもそれを演奏する。
  彼はロシア語も堪能で、日本よりもロシアにいた方が自分らしくいられるとか。
「ロシアのすべてが好きなんです。友人も多く、ふだんはお米とお味噌汁を食べていますが、ロシア料理も大好きです」
  ロシアのコンクールを受けたときには、「精神的にロシア人だ」といわれたとか。
  とてもユニークなキャラクターだが、ひとつおもしろかったのは、きりんが大好きだということ。
「きりん語がわかるんですよ。きりんと会話できるといったらいいのかな。動物園では、きりんといつまでも話しています」
  これには大笑い。こんなピアニスト、これまで会ったことがない。
  今日の写真は、天パーの髪が爆発しているインタビュー後の1枚。よく見ると、顔の表情がきりんに似ているよねえ(笑)。

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posted by 伊熊よし子 at 22:39 | 情報・特急便
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