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正戸里佳

  長年、パリとザルツブルクで学んでいたヴァイオリニストの正戸里佳が、2018年にピアニストの岡田将と組んでベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲3回シリーズを行った。
  それを2019年3月に完結し、彼女は次なるデュオへと目を向けている。
  10月23日には東京文化会館小ホールで、岡田将とのデュオでベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」、第10番、そして新たにブラームスのヴァイオリン・ソナタ第2番を加えたリサイタルを行う。
  先日、このリサイタルの話を聞くためにインタビューを行った。
  この記事は次号の「音楽の友」に掲載される予定である。
  もちろんインタビューはリサイタルのことが中心だったが、留学中の話や恩師の教え、そして録音のこと、共演者のこと、さらに今後の予定なども聞いた。
   すると、R.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタが大好きだとわかり、その話題に花が咲いた。私もこの作品が大好きだからである。さらにパリに留学していた彼女はフランス作品を数多く学んでいる。私はラヴェルが好きなので、ラヴェルのトリオを弾いてほしいといったら、正戸さんもその曲をぜひ弾きたいと熱く語り、しばしラヴェル談義に。
  留学先を決めるときも、ドイツやアメリカが候補だったが、たまたまパリ音楽院で教えているロラン・ドガレイユのマスタークラスを受け、その先生の教えがすばらしかったため、バリに決めたとか。
  実は、以前ドガレイユにインタビューをしたことがある。楽器に関して、作品に関して、ヴァイオリン音楽に関して、ことばを尽くして熱心に話してくれたことを覚えている。
  正戸里佳もその熱心さと音楽に対する情熱に心打たれたそうだ。そしてレッスンもとても意義深かったという。
  やはり留学先を決めるときは、国や都市よりも、いい先生がいるところを選ぶべきですね。
  今日の写真は、インタビュー後の1枚。実は、この日、彼女は風邪気味で、あまり体調がよくないといっていた。
  ところが、マネージャーが「伊熊さんのインタビューを受けているうちに、彼女どんどん体調がよくなって、すごく元気になりましたよ」といってくれた。
  このことば、うれしいですよね。話しているうちに体調が悪くなったなんていわれたら、大変だもの(笑)。
  正戸さん、ぜひ近いうちにR.シュトラウスとラヴェル、弾いてくださいね。

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posted by 伊熊よし子 at 23:56 | 情報・特急便
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