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ホアキン・アチュカロ インタビュー

  今日は、ホアキン・アチュカロに待望のインタビューを行った。
  実は、今年の1月にリサイタルがあった際、インタビューを申し込んであったのだが、時間的に無理とのことで、マネージャーから「今秋の来日時にはできると思います」といわれていたのである。
  インタビューに現れたアチュカロは、「いま、ホテルのプールで泳いできたんですよ」と、元気いっぱい。
  話もとても興味深く、ひとつひとつの質問にことばを尽くして雄弁に語ってくれる。
  スペイン音楽のリズムとショパンのリズムなどの話題になると、指を鳴らし、手を叩きながらリズムを表現してくれる。その姿は、まるでフラメンコを踊っているようだ。
  アチュカロは、現在87歳。矍鑠たるもので、昨日の演奏もそうだったが、音楽に情熱を燃やし、ピアノを心から愛している様子が伝わってくる。
  このインタビューは、次号の「日経新聞」に書く予定である。
  貴重な話をいろいろ聞くことができ、とても有意義な時間を過ごすことができた。またすぐにでも来日してほしいと切に願う。
  今日の写真は、インタビュー後のワンショット。
 「テニスの全米オープンでナダルが優勝したんで、とてもうれしいんですよ」というのを聞き、私の表情がにわかに変わった。
「私は昔からフェデラーの大ファンですから、彼が優勝できなくてとても残念です」
  どうも私は感情がすぐ顔に出るらしく、アチュカロはあわてて「いやいや、私もフェデラーは好きですよ。彼のプレーは実に美しいですからね」といい、私の顔を上目遣いに見ていた。
  ホアキンさま、大変失礼しました。テニスの話になると、どうも感情がむき出しになってしまって…。
  ホアキンさまはスペイン人ですから、スペインの選手を応援するのは当然ですね。

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posted by 伊熊よし子 at 22:43 | マイ・フェイバリット・ピアニスト

ホアキン・アチュカロ

  最近、何をやってもうまくいかず、仕事が暗礁に乗り上げ、気分が落ち込む日が続いた。
  こういうときこそ、いい音楽を聴く必要がある。
  そこで、スペインの偉大なピアニスト、ホアキン・アチュカロのリサイタルを聴きに日経ホールに出かけた。
  プログラムは、前半がモーツァルト「幻想曲 ニ短調」、ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ第30番」、ショパン「幻想即興曲」、ショパン「英雄ポロネーズ」。
  後半は得意とするスペイン作品で、グラナドス「ゴイェスカスより嘆き、またはマハとナイチンゲール」、同「愛と死」、アルベニス「イベリアより港」、同「エル・アルバイシン」、同「ナバーラ」。
  1月来日時も感じたことだが、アチュカロの演奏は、魂が浄化されるような感覚を抱く。とりわけ前半のベートーヴェンの109ソナタの緩徐楽章がロマンにあふれ、この上なく響きが美しく、涙がこぼれそうになった。
  後半のスペイン作品は自家薬籠中。リズムが立ち上り、光と影が見え隠れし、情熱と哀愁が交錯する。なんと心に響くピアニズムだろうか。音楽から元気をもらった気がした。
  アチュカロは、87歳とはとても思えぬ矍鑠たる様子で、すべてのプログラムを弾き終えてもなお音楽に対する情熱が有り余っている感じ。アンコールも立て続けに3曲、ドビュッシー「月の光」、アルベニス「ハバネラ」、スクリャービン「2つの左手のための小品よりノクターン」を演奏。会場に照明がついてからも、ショパン「24の前奏曲より第16番」を弾き、さっそうと引き上げていった。
  長く暗いトンネルに迷い込んでいた私だったが、ホアキンさまの演奏ですっかり元気になった。これが「音楽の力」だろうか。
  明日は、午後にインタビューが組まれている。さて、どんな話が聞けるだろうか。心がわくわくする思いだ。
  今日の写真は、プログラムの表紙。

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posted by 伊熊よし子 at 23:11 | マイ・フェイバリット・ピアニスト

調布の花火

  この季節になると、各地で花火大会が盛んに行われる。
  わが家はマンションの最上階ゆえ、南側には何も高い建物がなく、ルーフバルコニーから眺める夜景がきれいだ。
  今夜は午後6時半から「映画のまち調布花火2019」と題した花火大会が開催され、それが遠くに見えた。かなり立派な花火が多く、ここからもその大きさがよくわかる。
  西荻から調布はまっすぐ南側に当たり、多摩川の雄大な自然を背景にドカンドカンと打ち上げられている様子がわかり、夜空を彩るバラエティに富んだ花火がとてもゴージャス。
  花火を見ていると、もうそろそろ夏が終わるんだなあと、なんとなく夏休みが終わってしまう小学生のような、なんとなく寂しい気分になるから不思議だ。
  ルーフバルコニーのガーデンチェアで、とうもろこしと枝豆をおつまみに白ワインを飲み、ふだんは時間に追われてのんびりできない身を少しだけいたわった。
  今日の写真は、バルコニーから撮った調布の花火。きっと川べりで見たらものすごい音が轟き、リアルな花火が見えて感動するんだろうな。

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posted by 伊熊よし子 at 21:39 | 日々つづれ織り
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