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河野智美&八木大輔

  ギターとピアノのコンチェルトを一夜で聴くというコンサートが、2020年1月29日にサントリーホールで開催される。
  ギターは河野智美、ピアノは八木大輔、梅田俊明指揮東京フィルハーモニー交響楽団という出演者で、モーツァルトのピアノ協奏曲第21番、ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」と「ある貴紳のための幻想曲」というプログラムである。
  そのソリストふたりに話を聞くため、インタビューを行った。
  ふたり一緒にインタビューにきていただいたが、もちろんひとりずつに作品について、これまての歩みについて、今後のことについて聞くという形をとった。
  このインタビューは、次号の「ぶらあぼ」に掲載される予定である。
  河野智美は、本格的にギタリストを目指したのはかなり遅く、最初は会社員をしていたとか。仕事は忙しく、大変なエネルギーを要していたため、そのエネルギーを音楽に向けたいと考え、子どものころから親しんでいたギターでコンクールを受けるようになったという。
  こういうキャリアの人は、ちょっと珍しい。コンクールで優勝し、いまでは海外でも演奏活動を展開し、ギターひと筋の生活だそうだが、性格も変わり、以前は暗かったが現在は明るくなったと周囲にいわれるそうだ。
   八木大輔は、慶應義塾高校の1年生。ふつう高校で学びながら、ピアニストとしての道をまっしぐらに歩んでいる。
   彼の話はとても面白く、国際ピアノ・コンクールで最年少優勝を果たしているだけあって、自信がみなぎっているが、「いまは少年でもなく、大人でもない。とても不安定な年代」だという。
  そのもやもやした気持ちをピアノにぶつけ、自分にしかできない音楽を生み出したいと熱く語る。
  コンチェルトを目いっぱい堪能することができるこのコンサート、新春の華やかさが味わえるかも。
  今日の写真は、インタビュー後の1枚。

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posted by 伊熊よし子 at 22:45 | クラシックを愛す

栗原麻樹

  昨年に続き、ピアニストの栗原麻樹にインタビューすることになった。
  彼女は11月17日に銀座・ヤマハホールでリサイタルを開く。
  今回のインタビューはそのリサイタルについてさまざまなことを聞くことになり、昨年聞いたことと重複しないよう、事前に準備を行った。
  このインタビューは、ヤマハのWEB 「ピアニスト・ラウンジ」に書くことになっている。
  今回のリサイタルはタイトルが付いており、「舞踏への勧誘」と題している。プログラムはグラナドス、ラヴェルのワルツを含み、メインはチャイコフスキーの「くるみ割り人形」と「眠りの森の美女」のプレトニョフ編曲版である。
  その選曲について、栗原麻樹はことばを尽くして語り、プレトニョフ版の魅力に関しても熱く話してくれた。
  ピアニストはひとつのテーマに基づいてプログラムを組み立てることが多いが、今回の「舞踏への勧誘」も、つい踊り出したくなる作品がずらりと並んでいる。
  彼女は、ステージ衣裳もそのときのプログラムに合わせて考えるという。
  今回の舞踏に関するリサイタルでは、どんな衣裳が登場するのだろうか。
  今日の写真は、インタビュー後のワンショット。ポーズが決まっているよね(笑)。

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posted by 伊熊よし子 at 23:25 | 情報・特急便

田中正也

  アーティストは各地を旅してまわることが多く、インタビューの時間も限られている。
  先日、ロシアと日本を往復して活動しているピアニスト、田中正也のインタビューは、彼がモスクワから帰国したばかりの時間だった。このインタビューは次号の「ぶらあぼ」に掲載される。
  大きなスーツケースを携えてインタビューに現れ、「すみません、髪が天パーなのでくしゃくしゃで…」といっていたが、まさに飛行機から降り立ったばかりという雰囲気。
  田中正也は、10年前に愛知県の宗次ホールで「魔法のピアノ」と題したコンサートを行った。みんなが好む有名な作品に、彼ならではのこだわりのレアな作品を組み込んだプログラム。トーク付きで約55分という、凝縮したコンサートだ。
「最初は1度だけだと思ったのですが、第1回が満席となり、ずっと続けて行うようになりました」
  年に1度、さまざまなテーマをもとにプログラムを組み、徐々に人気沸騰。ついにモスクワでも「魔法のピアノ」モスクワ版を行うことになった。
  そして11月17日、今度はすみだトリフォニーホール(小ホール)で東京公演が実現することになった。
「これはCDリリース記念コンサートとなり、プログラムも収録曲を中心としています」(ナミ・レコード)
  田中正也は小学生のころからプロコフィエフに魅了され、プロコフィエフのピアノ・ソナタ第6番をメインに据えた選曲で、コンサートでもそれを演奏する。
  彼はロシア語も堪能で、日本よりもロシアにいた方が自分らしくいられるとか。
「ロシアのすべてが好きなんです。友人も多く、ふだんはお米とお味噌汁を食べていますが、ロシア料理も大好きです」
  ロシアのコンクールを受けたときには、「精神的にロシア人だ」といわれたとか。
  とてもユニークなキャラクターだが、ひとつおもしろかったのは、きりんが大好きだということ。
「きりん語がわかるんですよ。きりんと会話できるといったらいいのかな。動物園では、きりんといつまでも話しています」
  これには大笑い。こんなピアニスト、これまで会ったことがない。
  今日の写真は、天パーの髪が爆発しているインタビュー後の1枚。よく見ると、顔の表情がきりんに似ているよねえ(笑)。

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posted by 伊熊よし子 at 22:39 | 情報・特急便
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