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斉藤雅広

  ピアニストの斎藤雅広とは、長いおつきあいである。
  今日は久しぶりにお会いし、「ぶらあぼ」のインタビューを行った。
  今回のテーマは、10月にリリースされる「83年のリサイタル」(ナミ・レコード)というアーカイヴの第3作に関してと、10月10日から13日に開催される福山国際音楽祭に関して。
  斉藤さんのアーカイヴ・シリーズ第3弾は、1983年4月5日にイイノホールでライヴ収録された音源。プロコフィエフ、ベートーヴェン、フランク、リスト、ショパンの作品がぎっしり詰まった録音で、当時24歳だというが、実に堂々とした力強く地に足の着いた演奏。最近では、こういう演奏をするピアニストはちょっと見受けられない。
  その感想を述べると、斉藤さんは当時の状況や自身の奏法、憧れのピアニスト、プログラムについて、現在のピアニストたちとの演奏の違いなど、さまざまなことを雄弁に語り出した。
  彼の話は、率直で飾らない。あたかも直球を投げるような潔さがあり、私はいつもその語り口に彼の音楽を重ね合わせる。
  福山国際音楽祭に関しては今年が第2回目で、さまざまな人との室内楽での共演、いろんなプログラムの演奏が組まれているという。
  この音楽祭は、お祭り的な意味合いはあまり強くなく、本当に音楽が好きで、じっくり演奏を聴く人たちが会場を埋め尽くすという。
  土地柄もよく、食べ物もおいしく、人々は熱心。話を聞いているうちに、一度ぜひ取材に行きたいと思うようになった。
  今日の写真は、インタビュー後のリラックスした斉藤雅広。
  今週はいいことがあまりなく、何をやってもうまくいかず、落ち込む日々が続いていたが、彼の笑顔に救われた感じがした。演奏もそうだが、人を元気にさせてくれる人である。

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posted by 伊熊よし子 at 21:59 | 親しき友との語らい
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