2019年08月18日
京都五山の送り火
8月16日は、京都五山の送り火が行われる日。
令和元年の今年、出町柳の賀茂川(鴨川)堤防に、東山の大文字を見に出かけた。
点火は午後8時だが、もう何時間も前から多くの人が場所取りをして、1時間前に着いたときには堤防はぎっしりと人で埋まっていた。
それでもなんとか場所を決め、いまかいまかと点火を待つ。
外国人も多く、みんなスマホやカメラのセットに余念がない。
ようやく8時きっかりに点火され、あっというまに大の字が闇夜に浮かび上がった。この場所から見ると、結構大きく感じられる。
ちょうどこの日は満月で、大文字の右横に月が浮かんでいる。なんと幻想的で神秘的な光景であろうか。
大文字に続いて妙、法、船形、左大文字、鳥居形が点火されていくわけだが、ここからは見えない。
一度この神聖な光景を目にすると、ぜひ来年は異なる場所で、他の送り火を見てみたいという気持ちが湧いてくる。
堤防から通りに出て帰ろうとすると、ものすごい混雑に遭い、大通りに出るまでみんな汗びっしょりでのろのろ歩き。この時期、京都はどこに行っても大混雑。でも、すばらしい「大」の字がいつまでも脳裏に残像となって居座っていた。
今日の写真は、大文字と満月。猛暑も忘れるひとときだった。
posted by 伊熊よし子 at 22:01
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