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吉井瑞穂

 マーラー室内管弦楽団首席奏者として、ヨーロッパを中心に幅広い活動を展開しているオーボエの吉井瑞穂が、第49回JXTG音楽賞の洋楽部門、奨励賞を受賞した。
  その受賞を記念し、近況を聞くべく、インタビューに出かけた。
  吉井さんに会うのは本当に久しぶりで、まず再会を喜び合い、受賞の感想を聞き、インタビューはさまざまな話題へと広がっていった。
  このインタビューは、「東京新聞」と朝日新聞「WEB RONZA」に書く予定になっている。
  吉井さんは、最近、日本に拠点を移し、新たな活動を行いながら自分の可能性を広げている時期だという。
「この受賞は、ちょうどタイミングよくいただくことができたため、背中を押された気がします。これからもっと頑張らなくては、という気持ちになりましたので」
  もちろん、マーラー室内管の仕事は続けているため、年に何度もヨーロッパと日本を往復する生活が続いている。
「でも、私は自分が納得できないことや、自分に合わない演奏はお断りするので、気持ちよく仕事が続けられます。私は人間関係など、自分に合わない人と一緒に仕事をすると病気になってしまうんです。ですから、そういうときは断固として自分の意思を通すようにしています」
 このことばを聞いて、本当にうらやましくなった。
 私は人間関係のストレスが多く、日々いろんな悩みにさらされている。合わない人との仕事は断ればいいのに、とよくいわれるが、なかなかそうもいかないのが現状。それゆえ、極力がまんをすることになる。
 これがもっともいけないこと。がまんを重ねて自分の感情を抑制すると、ストレスがたまるばかり。吉井さんがうらやましい。私もそうありたいなあ。
  彼女は、自由に生きているというオーラをまとっていた。話を聞いているうちに、音楽家はそうあるべきだと感心してしまった。
  インタビュー記事は、そんな吉井瑞穂の生きる姿勢、音楽への真摯な思いを率直に綴りたいと思う。
  11月6日にはヤマハホールで、オーボエの巨匠、モーリス・ブルグの80歳のお誕生日を祝し、共演することになっている。ぜひ、演奏を聴きに行き、私も一緒に巨匠のバースデイをお祝いしたいと思う。以前、モーリス・ブルグにインタビューしたとき、とても印象的な内容だったからである。
  今日の写真は、インタビュー後の吉井さん。

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posted by 伊熊よし子 at 23:06 | 情報・特急便

京のスイーツ

 いよいよ京都の夏のスイーツの定番、かき氷の季節到来である。
 しかし、いまはまだ梅雨なので、それ以外のスイーツをあれこれ探してみた。
 最近、新しい和菓子や洋菓子のお店が続々オープンし、活況を呈している。そのなかで、今回は堀川通と六角通の角に位置する「都松庵」というモダンな「あん」をメインにしたお店を訪ねた。
 ここはほとんどすべてのお菓子にあんを使い、クッキーなどもあんが練り込まれている。
 写真は、水ようかんとチーズケーキ。お土産に購入したのは、自分で作るもなかとひと口ようかん。すべてがスタイリッシュなデザインで、味もシンプルでおいしい。

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 今春、伊勢丹のデパ地下のスイーツ売り場が大幅リニューアルし、進化系和菓子が話題となっている。
 まずは、十代目伊兵衛菓舗のカップスイーツを試してみた。これは、3個購入するとかわいいオリジナルポーチに入れてくれる。コーヒー味やきなこ味など、さまざまなプリンが楽しめる。

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 さて、もうすぐ梅雨が明けたら、かき氷の季節だ。京都は水がいいため、氷もおいしい。あの照り付ける太陽の下では、かき氷が欠かせない。やっぱり、抹茶と粒あんのトッピングが一番だよね。

posted by 伊熊よし子 at 22:57 | ゆったりまったり京都ぐらし

ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団

 先日から何度かさまざまな媒体で紹介してきた、ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団が来日した。
 今回のプログラムでは、タン・ドゥン作曲による「ギター協奏曲」(ソロは鈴木大介)を聴きたかったが、京都コンサートホールとすみだトリフォニーホールのコンサートには行くことができず、7月1日にサントリーホールで行われたコンサートに出かけた。
  この日のプログラムは、まずベルギーのギョーム・ルクー作曲の「弦楽のためのアダージョ」が演奏された。指揮者のクリスティアン・アルミンクにインタビューしたとき、「ぜひ聴いてほしい。とても感情が揺さぶられる、美しく緊迫感ただよう作品だから」といっていた作品である。
  やはりベルギーのオーケストラゆえ、祖国の作曲家の作品には思い入れがあるようで、非常に引き締まった演奏だった。
  次いで小林愛実をソリストに迎え、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番が登場。久しぶりに聴くこのコンチェルトは、多彩な表現が必要とされる作品で、第2楽章は映画「アマデウス」のラストシーンに使われるなど、親しみのあるコンチェルトだが、ピアノはとても複雑で難易度が高い。
  小林愛実はアメリカで研鑽を続けており、レパートリーを徐々に広げているが、モーツァルトでは弱音の美しさが増したように感じられた。
 その弱音が際立ったのが、アンコールに演奏されたショパンの「マズルカ」イ短調作品17の4。ショパン・コンクール参加の経験を活かし、さらに磨きぬいたマズルカで、幾重にも変化する弱音と特有のリズム、自然なルバートが心に響いた。
  後半は、ブラームスの交響曲第1番。アルミンクが「このオーケストラはフランス語圏にあり、フランス作品を得意としていたが、私がそこにドイツ音楽をプラスし、ドイツ語圏の語法を取り入れた」と語っていたように、重厚で渋いブラームスではなく、リエージュ・フィルならではの軽妙で陽気さを隠し持ったブラームスを生み出した。
  今日の写真は、楽屋でのアルミンクと小林愛実。それぞれ汗びっしょりで、演奏の高揚感がただよっている。

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posted by 伊熊よし子 at 23:02 | 日々つづれ織り
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