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セドリック・ティベルギアン

 フランスのピアニスト、セドリック・ティベルギアンは、会うたびにどんどん雄弁になっていく。
 先日、久しぶりにインタビューで会ったら、短時間ながら非常に有意義な話を効率的に語ってくれた。
 彼は3月19日にヤマハホールでリサイタルを開く。プログラムはブラームス:シューマンの主題による変奏曲、ベートーヴェンの「プロメテウスの創造物」の主題による15の変奏曲とフーガ、ドビュッシーの12の練習曲。
 その選曲について、各々の作品について、子どものころから現在に至るまでのピアノとの関係、恩師について、来年のベートーヴェン・イヤーの予定など、さまざまなことを聞いた。このインタビューは、ヤマハのWEB「ピアニスト・ラウンジ」に書くことになっている。
 ティベルギアンは子どものころからピアノが弾きたくてたまらない、難しい曲ほど弾きたい気持ちが強くなる、もっともっと弾いていたいと、まさにピアノとともに人生を歩んでいるタイプ。ピアノに関する話は時間が許せばいくらでも、という感じだ。
 彼はいつもスッキリした体型をしているなあと思ったら、趣味はジョギングだそうだ。それも10キロとかハーフマラソンを走るという。これは、ジョギングじゃなくて長距離走のランニングだよねえ。
 原稿には、そのことも盛り込みたいと思う。なんでも、ピアノのリサイタルとマラソンには共通項があり、「どちらもペース配分が大切」と力説していた。
 今日の写真は、インタビュー後のワンショットと、ピアノに向かうティベルギアン。彼はすごく指が長く、しかもがっしりした強そうな指をしている。ピアニストとしては理想的だ。

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posted by 伊熊よし子 at 22:34 | アーティスト・クローズアップ

別府アルゲリッチ音楽祭

「育む」「アジア」「創造と発信」という3つの目的を掲げている別府アルゲリッチ音楽祭が、第21回を迎える。 
 今年は5月21日から6月2日まで11公演が予定され、別府、大分、東京などで開催される。テーマは「悠久の真実〜ベートーヴェン」。昨年の第20回を記念し、指揮者のアントニオ・パッパーノの大きな協力のもとローマ公演が実施されたが、そこでは物質的な価値観だけではなく、芸術を愛で、人として寛容の精神を育むことの大切さをアルゲリッチ総裁自らメッセージで発信した。
 それを踏まえ、今年は音楽を通して人類愛を強く訴えてきたベートーヴェンをテーマとしている。
 2020年はベートーヴェンの生誕250年のメモリアルイヤー。同音楽祭やしいきアルゲリッチハウスでは2017年からベートーヴェンを中心にゆかりのある作曲家の作品をプログラムに組んできた。
 今回は、プレ・イヤーとしての多彩なプログラムが予定されている。
 先日、別府アルゲリッチ音楽祭の記者発表が行われ、総合プロデューサーの伊藤京子が今年のテーマ、内容を語り、ローマ公演の様子なども伝えた。
 その後、「坐来」という大分料理のお店に場所を移し、おいしい郷土料理をいただきながら歓談となった。
 しばらくこの音楽祭には取材に出かけてないが、今年はぜひ聴きに行きたいと思っている。
 この翌日、伊藤京子にインタビュー。その記事は「ぶらあぼ」に掲載される予定である。 
 今日の写真は、記者発表の席での伊藤京子と、「坐来」の美味なるお料理の数々。大分は現地を訪れて感じたことだが、海の幸も山の幸も豊富で、味付けがとてもシンプルで自然。この日も、どれをいただいてもからだにやさしく、つい笑みがこぼれる感じだった。
 音楽、温泉、歴史、食事と、実に味わい深い土地である。

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posted by 伊熊よし子 at 22:49 | 親しき友との語らい

ラ・フォル・ジュルネ東京2019

 毎年、5月の連休に東京国際フォーラムをメイン会場とし、周辺の大手町や丸の内でもさまざまな催しが行われるラ・フォル・ジュルネ東京。2019年は5月3日から5日までの3日間で、324公演が予定されている(有料公演は124)。今年のテーマはCarnets de voyage ボヤージュ―旅から生まれた音楽(ものがたり)。
 2月15日には記者発表会が開かれたが、翌日、アーティスティック・ディレクターのルネ・マルタン氏にインタビューを行った。
 マルタン氏は、いつ会っても頭のなかが音楽でいっぱい。今年の聴きどころやお薦めコンサート、新たな才能や聴き逃せない作品などについてことばを尽くして話してくれた。
 このインタビューは次号の「ぶらあぼ」に書く予定である。
 マルタン氏は自身も旅が好きで、さまざまな土地へと出向き、そこで生まれた音楽を想像し、作曲家がその土地から触発されて書いた曲に想いを馳せるという。
 お薦め公演は多岐に渡り、文字数が決められている原稿ではとても書ききれないほど。もちろん、彼が聴衆にぜひ聴いてほしいと願うアーティストや作品ゆえ、どんどんリストが増えてしまうのだろうが、記事はかなり絞り込んで書かなくてはならない。
 19世紀のヨーロッパの作曲家がメインとなり、有名な作曲家の作品はもちろんのこと、ふだんあまり聴く機会のない貴重な作品もプログラムに登場する。
 ラ・フォル・ジュルネ東京は、膨大なスケジュールとにらめっこをしながら、自分が本当に聴きたいコンサートを、時間を考慮しながら組み立てて行くのが楽しみのひとつである。
 今日の写真は、インタビュー後のルネ・マルタン氏のワンショット。「時間があれば、もっと話したいんだけどねえ」と、コンサートスケジュールを眺めながらブツブツ…。

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posted by 伊熊よし子 at 22:18 | クラシックを愛す
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