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出張の打ち合わせ

 今年は、本当に出張の重なる年である。
 先週またひとつ海外出張の依頼があったため、今日はその打ち合わせに先方の会社まで出かけた。
 詳細はまだ発表できないが、取材の内容は非常に興味深いものである。ふだんはなかなか取材ができない内容ゆえ、ぜひ全力投球で臨みたいと思う。
 しかし、なぜ今年はこんなに出張が続くのだろうか。実に不思議な年である。
 今年は独立30周年の記念の年だというのはいつもブログに綴っているが、考えてみると、独立した年に海外出張が7回あり、心身共にヘトヘトになったことを思い出す。
 今年はそれに匹敵する出張の頻度である。
 これに国内の出張も加わり、なんだか毎月あちこちに出かけているみたいで、周囲の人には「いいねえ、いろんなところに行けて」といわれるが、親しい家族や友人と遊びに出かけているわけではないので、常に緊張感を強いられたり、自由時間がなかったり、やはり遊びとはまったく異なる。
 でも、もう今年はこういう年なんだと割り切ることにした。年中、時差ボケで、なんとなくからだがシャキッとせず、集中力も欠如しているが、まあ仕方がない。
 というわけで、9月にシーズンが始まると、一気にスケジュールが加速しそうだ。体力つけなくちゃね。
 最近は、体力をつけるために少しでも多く食べて頑張らなくちゃと自分を甘やかしていたら、ウエストがきつくなってきた。あらら、こりゃ困った。下半身が重いゾ、ツケが回ってきたみたい(笑)。
 突然、ジョギングするわけにもいかず、こんな猛暑に走ったら倒れるし…。忙しくてジム通いもやめてしまったし、もうちょっと食事を考えないといけないな。
 要は暑いからといって冷えたビールを飲むのと、ジェラートをやめればいいんだけど、このふたつ、実に魅力的なんだよねえ。
 
 
 
 
posted by 伊熊よし子 at 22:11 | 日々つづれ織り

ユーチン・ツェン

 昨夜は、東京オペラシティコンサートホールにジェームス・ジャッド指揮アジアユースオーケストラのコンサートを聴きにいった。100名のメンバーを有するこのオーケストラは,中国、香港、台湾、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナムから選出された若き音楽家で構成されている。各地でのきびしいオーディションによって選ばれ、世界中で演奏活動を展開しているという。
 昨日のコンサートでバーバーのヴァイオリン協奏曲のソリストを務めたのは、台湾出身で現在はアメリカを拠点に世界各地で演奏を行っているヴァイオリニスト、ユーチン・ツェン。カーティス音楽院で学び、国際コンクールの受賞歴も多く、2015年のチャイコフスキー国際コンクールで第1位なしの第2位に輝いた注目株である。
 デビュー・アルバムは、グラモフォン・レーベルからリリースされた「REVERIE〜ヴァイオリン小品集」(ユニバーサル)。タルティーニ、ショパン、モーツァルト、エルンスト、チャイコフスキー、ヴィエニャフスキの作品を収録し、ピアノは実力派のロハン・デ・シルヴァが担当している。
 ユーチン・ツェンの演奏は、録音でも感じたことだが、力任せにガンガン飛ばす現代的な奏法とは一線を画すもので、おだやかで古典的でゆったりしたテンポを維持した音楽作り。バーバーの演奏も、旋律の美しさを生かしたみずみずしい演奏だった。
 今日は、そのユーチン・ツェンにインタビュー。台湾でヴァイオリンを始めたときのこと、コンクールへの挑戦、恩師イダ・カヴァフィアンとアーロン・ロザンドの教え、コンクール後の活動の広がり、デビュー録音について、共演のロハン・デ・シルヴァについてなど、さまざまなことを聞いた。このインタビューは、「intoxicate」に書く予定になっている。
 音楽同様、ユーチン・ツェンはインタビューの受けごたえもとても感じがいい。時折、笑顔を交えながら、一生懸命話してくれる。子ども時代のユニークなエピソードも教えてくれた。
 彼は2019年3月にはミハイル・プレトニョフ指揮東京フィルハーモニー交響楽団との共演で、得意とするチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲と、大好きなコンチェルトだというグラズノフのヴァイオリン協奏曲を演奏することになっている。
 記事が掲載されるのは、そのコンチェルトの演奏の直前になりそうだ。
 実は、ユーチン・ツェンは昨日が24歳のお誕生日。今日は音楽事務所の担当のIさんがバースディケーキを買ってきてくれたため、大喜び。写真は、ケーキを前に笑顔のユーチン。

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 使用楽器は、台湾の奇美文化財団から貸与されているジュゼッペ・グアルネリ・デル・ジェズ製作の1732年製のヴァイオリン。その楽器も一緒に写させてもらった。

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posted by 伊熊よし子 at 23:14 | 情報・特急便

奥井紫麻

 ちょうど1年前、若きピアニストの奥井紫麻にインタビューを行い(ヤマハWEB ピアニストラウンジ)、初々しい受けごたえにさわやかな印象を抱いたものだった。
 奥井紫麻は2004年5月生まれ。7歳より故エレーナ・アシュケナージに師事し、基礎をみっちりと学んできた。その恩師が亡くなり、チャイコフスキー記念ロシア国立モスクワ音楽院付属中央音楽学校からグネーシン特別音楽学校へと編入。現在はタチアナ・ゼリクマンに師事している。
 今日は、その新たな学校での様子、ゼリクマン教授の教え方、現在のレパートリーと今後の方向性など幅広く話を聞くことができた。
 1年前より雄弁になり、話題はいろいろな方面へと広がり、音楽ひと筋のまっすぐな生き方を存分に聞かせてくれた。
 このインタビューは「マスター・インタビュー」といわれるもので、これから音楽事務所と相談をしながら、さまざまな媒体に記事を展開していく形となる。
 奥井紫麻は、2019年1月19日に京都コンサートホール アンサンブルホールムラタでリサイタルが予定されており、J.S.バッハのイタリア協奏曲、ショパンの子守歌とバラード第2番、スクリャービンの2つの詩曲とワルツ作品38、ショパンの24の前奏曲がプログラムに組まれている。
 その作品に関しても、話をじっくりと聞くことができた。さらに、2019年2月3日には、ミューザ川崎シンフォニーホールで秋山和慶指揮東京交響楽団と共演し、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏することになっている。
 ゲルギエフ、スピヴァコフ、マツーエフらロシアの著名な音楽家にその才能を認められ、サポートを受けている14歳の逸材は、ロシアが大好きで、ロシア語を懸命に勉強し、いまや原語でプーシキンなどを読むという努力家でもある。
 ぐんぐん空に向かって伸びていく未来の大器、奥井紫麻。これからも情報が入り次第、そのつど紹介していくつもり。ぜひ、ナマの演奏を聴いてくださいな。キーシンが驚いたという豊かな才能の持ち主の演奏からは、若いエネルギーと躍動感、深い表現力が伝わってきますよ。
 今日の写真は、インタビュー後の1枚。

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posted by 伊熊よし子 at 22:33 | 情報・特急便
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