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クレモナの弦楽器製作アカデミー

 今回クレモナの取材では、国立の弦楽器製作学校ではなく、新しくできたという私立の弦楽器製作アカデミーを訪ねることができた。
 ここはアジアからの生徒も多く学んでいて、みな熱心に製作に励んでいた。
 教えている先生たちも、実力派ぞろい。クラシカルな製作方法にのっとり、そこに新たな技術をプラスしている。まさに伝統と革新を感じさせるものだった。
 作業の工程を見学させてもらったが、非常にこまかく根気のいる仕事で、かなりの時間と忍耐を必要とする。本当に好きでなければ、続かない仕事だと思った。
 このアカデミーは大きな古い石造りの建物を借りていて、広い中庭もあり、とても静かな環境だった。
 今日の写真は、出来上がったヴァイオリンを試奏している学生。部屋の外から写真を撮らせてもらったが、窓から光が入り、一幅の絵のようで、扉が額縁のように見えた。彼は、J.S.バッハの無伴奏作品の一部をひたすら弾き続けていた。

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 もう1枚は、アカデミーの外観。今回はこうした石造りの建物をいくつも見たが、みんな多少暑くても冷房はほとんどつけず、窓を開けて自然な空気のなかで作業をしたり、生活をしていた。

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posted by 伊熊よし子 at 22:25 | 麗しき旅の記憶
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