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東京新聞

 新たな連載記事が始まることになった。東京新聞のクラシックのコラムである。
 今日は新聞社に打ち合わせに出向き、編集担当のIさんとランチを共にしながら、連載の内容や方向性を話し合った。
 第1回は締め切りが迫っており、明日である。
 というわけで、いまもっとも勢いを感じさせるピアニスト、藤田真央を取り上げることにした。現在、19歳。2017年のクララ・ハスキル国際ピアノコンクールで優勝に輝いた逸材である。 
 本来はインタビュー記事がご希望とのことだったが、今回はまにあわないため、コンクールの概要と藤田真央の音楽性、そして新譜「passage」(ナクソス)の紹介、コンサート情報で記事をまとめることにした。
 Iさんとは初めての出会いだったが、いろんな方面に話が広がり、とても有意義なひとときを過ごすことができた。紹介してくれたHさんにひたすら感謝である。
 なんでも、コラムには私の似顔絵を小さく載せるのだそうで、「顔写真を撮っていいですか」といわれた。いったいどんな似顔絵になるのだろうか、ちょっと心配(笑)。 
 今後はさらにアンテナを広げ、クラシックの世界にひとりでも多くの人が入ってきてくれるようアーティストを吟味し、内容を考慮し、いい記事が書けるよう頑張りたいと思う。
 この記事は、東京新聞の5月15日(火)の朝刊に掲載される予定である。
posted by 伊熊よし子 at 23:13 | 日々つづれ織り

ベルリン・フィルの歴代指揮者

 ベルリン・フィルの本拠地、フィルハーモニーは、ホワイエ、廊下、ロビーに続く階段、ちょっとした広場のような場所がいくつかある。
 そうした場所では写真の展示、モニュメントなどが飾られ、広場のようなところでは椅子が並べられて室内楽のコンサートが行われたり、記者会見の会場となったり、コンサートのプレトークが開催されたりしている。
 そのなかで、私がもっとも気に入っているのが、歴代の指揮者の彫像が並べられている場所である。明るい窓側に置かれ、じっくりと指揮者たちと対面することができる。
 しかし、よく見ると、あまり似ていない人もある。一番華やかに作られているのが、フルトヴェングラー。あとは顔だけなのだが、彼だけは指揮姿が描かれている。
 ここに、やがてサー・サイモン・ラトルが加わるんだろうな。
 今日の写真は、上からハンス・フォン・ビューロー、アルトゥール・ニキシュ、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、ヘルベルト・フォン・カラヤン、クラウディオ・アバド。
 ベルリン・フィルの歴史を感じる場所である。

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posted by 伊熊よし子 at 22:38 | 麗しき旅の記憶

辻彩奈&小林愛実

 アーティストのデビュー・アルバムや久しぶりの新譜のライナーノーツを書くことは、とても楽しい仕事である。
 最近書いた2枚のアルバムのライナーノーツは、事前にアーティストへのインタビューも行って彼女たちのレコーディングに対する思いも聞くことができたため、非常に意義深い内容となった。
 1枚は、2016年モントリオール国際音楽コンクールで第1位、併せて5つの特別賞を受賞したヴァイオリニストの辻彩奈のデビュー・アルバム「シベリウス:ヴァイオリン協奏曲」(ワーナー)。
 コンクールのライヴ収録で、サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」、ストラヴィンスキーの「協奏的二重奏曲」というプログラムである。
 辻彩奈は1997年岐阜県生まれ。現在は、東京音楽大学に特別特待奨学生として在学中。凛とした涼やかな音色の持ち主で、性格も気風がいい。これからいかようにも伸びていく、将来性を感じさせるヴァイオリニストである。

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 もう1枚は、デビュー当時から交流のあるピアニストの小林愛実の「ニュー・ステージ〜リスト&ショパンを弾く」(ワーナー)。
 22歳になった彼女の心機一転のアルパムで、14歳のときから聴き続けている私は、アメリカに留学して精神的にも人間的にも大きく成長した姿を演奏から聴き取った。

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 いずれもインターナショナル契約の録音で、世界に飛翔するふたりの記念碑的なアルバムである。
 ライナーノーツを綴ると事前に音源が送られてくるため、何度も繰り返して演奏を聴くことになる。それゆえ、本盤が出来上がるころにはもう演奏がすっかり頭に入っていて、口ずさめるような感じになるから不思議だ。
 ふたりの目の前には大海原が広がっている。そこに果敢に漕ぎ出していく様子を見守りたい。
posted by 伊熊よし子 at 22:26 | クラシックを愛す
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