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辻彩奈

 新たな才能に出会う喜びは、なにものにも代えがたい。 
 今日は、東京芸術劇場に井上道義指揮新日本フィルの演奏を聴きに行った。「シベリウス・アーベント」と題されたコンサートは、交響詩「フィンランディア」からスタート。
 実は、私は小学校6年のときの卒業演奏会にこの「フィンランディア」をみんなで演奏した。担当は、アコーディオンである。
 それゆえ、「フィンランディア」を聴くと、いまでもそのときのことを思い出し、なんともなつかしい気持ちに駆られる。
 前半の2曲目は、ヴァイオリン協奏曲ニ短調。2016年モントリオール国際音楽コンクールの本選でこのコンチェルトを演奏し、見事優勝の栄冠に輝いた辻彩奈がソリストを務めた。
 彼女のシベリウスは、北国特有の冷涼な空気を漂わせる演奏で、ほの暗い情熱と若々しいパワーがみなぎっている。とりわけ弱音が美しい。
 辻彩奈は、2018−2019シーズンにズービン・メータ指揮イスラエル・フィルと共演が予定ざれている。これからどんどん世界に羽ばたいていく前向きで躍動感あふれる力を感じさせる、若き逸材である。
 今日の写真は、終演後のワンショット。このブルーのドレスは、コンクールの本選時に着ていたものだそうで、「シベリウスだから、この色にしました」とのこと。

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posted by 伊熊よし子 at 23:35 | クラシックを愛す
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