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落柿舎

 京都の嵯峨野にある芭蕉の門人・向井去来の草庵である落柿舎は、私がこよなく愛すところである。
 子どものころ、両親に連れられて訪れたのが初めてだったが、当時はそのよさがあまり理解できなかった。
 しかし、いまは素朴でなんとも風情のあるたたずまいに心がなごみ、何時間でもずっと滞在していたい気分になる。

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 向井去来が俳句を記していたとされる本庵の文机のある部屋は、坪庭に面して開かれ、えもいわれぬ趣がただよっている。こういう部屋で静かにゆったりと書き物をするというのは、私の理想である。

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 次庵の横には、芭蕉の句碑が残されている。芭蕉は併せて3度来庵し、「嵯峨日記」を記したという。

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 落柿舎の全面は、まだ畑のような空き地になっており、建物はいっさいない。その裏側に去来の墓がある。

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 日々、時間に追われ、季節の移り変わりをゆっくり楽しむ余裕もないわが身にとって、ここは夢のような世界だ。
 今回は、庭内の投句箱に一句入れてきた。ちょっと字余りだったが…。写真は次庵。

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posted by 伊熊よし子 at 23:24 | ゆったりまったり京都ぐらし
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