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フランツ・ウェルザー=メスト

 今日は、東京藝術大学音楽学部特別講座「ベートーヴェン・シンポジウム」が藝大で開かれ、学生と一緒に講座に参加した。
 これは「プロメテウスの音楽:ベートーヴェン2020に向けて」と題された講座で、パネリストはフランツ・ウェルザー=メスト(指揮者)、マーク・エヴァン・ボンズ(音楽学者)、近藤譲(作曲家、音楽批評家)。通訳は福中冬子(楽理科教授)、司会は土田英三郎(楽理科教授)。
 18時30分開始で、21時までの2時間半、パネリストそれぞれのベートーヴェン観、3人の鼎談、そして会場からの質問コーナーと続き、意義深い話が数多く登場した。
 このシンポジウムは、ウェルザー=メスト指揮クリーヴランド管弦楽団が同オーケストラ創立100周年を記念し、2018年6月2日から7日まで「プロメテウス・プロジェクト」と題するベートーヴェンの交響曲全曲演奏会(サントリーホール)に先駆けて行われたもの。
 6月2日の初日は「プロメテウスの創造物」作品43序曲からスタートするため、その作品に関して、ベートーヴェンの作品が内包する哲学について、作品が生まれた時代性、他の芸術・文化との関連性、ベートーヴェンの作品の変容と普遍性などについて活発な討論がなされた。
 ウェルザー=メストは2002年よりクリーヴランド管弦楽団の音楽監督を務めている。15年の絆の深さをこのチクルスで披露し、自身のベートーヴェンへの深い敬愛の念を示すとともに、現代のわれわれに対してベートーヴェンの作品が何を表現すべきなのかを探求する演奏を行いたいという。
 今日の写真は、「プロメテウス・プロジェクト」のチラシ。交響曲9曲に加え、序曲4曲、「弦楽オーケストラのための大フーガ」もプログラムに含まれる予定である。

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posted by 伊熊よし子 at 23:51 | 情報・特急便
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