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腰痛悪化

 先週末から今週末まで、休みなく働いてきたら、腰痛が悪化してしまった。
 長時間パソコンに向かって同じ姿勢をしていることが原因とはわかっているのだが、どうもひとつの原稿を書き始めると時間を忘れて集中してしまい、なかなか休憩を取らないことが要因のようだ。
 そこで、いつも通っている顔なじみの整体院に顔を出した。
 ここには私と同じような悩みを抱えている人が多く通ってくるそうだ。やはり、いまはパソコンを抜きにしては仕事が成り立たないため、みんな無理をしているのだろう。
 いろんな話をしながらからだをほぐしてもらい、かなり楽になり、帰宅してからパソコンに向かっていたら、またまた腰が痛くなってきた。あかんなあ…。
 先月から今月にかけては来日ラッシュで、夜コンサートに出かけることが多く、戻ってからまた夜中に仕事をしていたことがいけないようだ。
 この週末は、少し自分を甘やかしてしまおう。
 明日は久しぶりに新宿に買い物に出かけ、リラックスしたいと思う。少し発散しないとね(笑)。
posted by 伊熊よし子 at 22:26 | 日々つづれ織り

カルテット・アロド

フランスからはモディリアーニ弦楽四重奏団、エベーヌ弦楽四重奏団をはじめ、若手カルテットが次々に国際舞台へと出現してくる。
 2013年に結成され、翌年から次々に国際コンクールで第1位を成し遂げ、2016年ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝の栄冠に輝いたカルテット・アロドもそのひとつ。ミュンヘン・コンクールは、どの部門もなかなか第1位を出さないことで知られる難関のコンクールである。
 メンバーはジョルダン・ヴィクトリア(ヴァイオリン)、アレクサンドル・ヴ(ヴァイオリン)、コランタン・アパレイー(ヴィオラ)、サミー・ラシド(チェロ)。グループ名の「アロド」とは、「ロード・オブ・ザ・リング」に登場する馬の名前だそうだ。
 彼らが4年前に出会ったときに初めて一緒に演奏したのが、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第2番イ短調作品13。それゆえ、デビュー録音ではメンデルスゾーンを収録するのは当然のことに思えたという。
 デビューCD「メンデルスゾーン」(ワーナー)は、弦楽四重奏曲第4番ホ短調作品44-2、弦楽四重奏の4つの小品作品81、メゾ・ソプラノのマリアンヌ・クレバッサをゲストに迎えた「12の歌」作品9-1「問い」が収録されている。
 弦楽四重奏曲が大好きな私は、カルテット・アロドの録音を初めて聴いたときから、強く惹かれるものを感じた。彼らの演奏は各々の主張が強く、4人とも自身の音楽を確固たる姿勢で貫いているが、そのなかで4つの弦楽器がときにお互いの音に寄り添い、融合し、あるときは断固として主張を貫いている。
 もちろん、聴こえてくるのは弦の音色だが、あたかもオペラの四重唱を聴いているような感覚を抱き、心が高揚していく。
 先日、初来日のカルテット・アロドにインタビューを行い、昨日は王子ホールに演奏を聴きにいった。インタビューのときは、ヴィオラのコランタンが体調を崩して参加できず3人だったが、音楽を始めたときの話、グルーブを結成したときのこと、メンデルスゾーンの作品とのかかわり、各々の子ども時代のことや家族のこと、ミュンヘン・コンクール後の活動に関してなど、幅広い話を聞くことができた。
 このインタビューは、「日経新聞」と私のHP「音楽を語ろうよ」に書く予定である。
 昨日のコンサートは、前半がモーツァルトの弦楽四重奏曲第15番ニ短調K.421から始まり、現代フランスの作曲家バンジャマン・アタイールの{弦楽四重奏のための《アスル》(午後の礼拝)」(カルテット・アロドのために2017年に書かれた作品)が演奏された。
 後半は、いよいよメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第2番の登場。まさしく手の内に入った自家薬籠中の作品で、みずみずしいアンサンブル、4つの弦の見事な融合を聴かせ、圧倒的な存在感を放った。
 彼らはこの作品こそ自分たちのすべてを表現することができるもので、いずれのコンクールでも演奏してきたそうだ。その代名詞的な作品を演奏する4人は、他の作品とは異なり、大いなる自信がみなぎっていた。
 今日の写真は、インタビュー時の3人と、昨夜のコンサート後にサイン会の準備をしている4人。

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posted by 伊熊よし子 at 22:51 | アーティスト・クローズアップ

フランツ・ウェルザー=メスト

 今日は、東京藝術大学音楽学部特別講座「ベートーヴェン・シンポジウム」が藝大で開かれ、学生と一緒に講座に参加した。
 これは「プロメテウスの音楽:ベートーヴェン2020に向けて」と題された講座で、パネリストはフランツ・ウェルザー=メスト(指揮者)、マーク・エヴァン・ボンズ(音楽学者)、近藤譲(作曲家、音楽批評家)。通訳は福中冬子(楽理科教授)、司会は土田英三郎(楽理科教授)。
 18時30分開始で、21時までの2時間半、パネリストそれぞれのベートーヴェン観、3人の鼎談、そして会場からの質問コーナーと続き、意義深い話が数多く登場した。
 このシンポジウムは、ウェルザー=メスト指揮クリーヴランド管弦楽団が同オーケストラ創立100周年を記念し、2018年6月2日から7日まで「プロメテウス・プロジェクト」と題するベートーヴェンの交響曲全曲演奏会(サントリーホール)に先駆けて行われたもの。
 6月2日の初日は「プロメテウスの創造物」作品43序曲からスタートするため、その作品に関して、ベートーヴェンの作品が内包する哲学について、作品が生まれた時代性、他の芸術・文化との関連性、ベートーヴェンの作品の変容と普遍性などについて活発な討論がなされた。
 ウェルザー=メストは2002年よりクリーヴランド管弦楽団の音楽監督を務めている。15年の絆の深さをこのチクルスで披露し、自身のベートーヴェンへの深い敬愛の念を示すとともに、現代のわれわれに対してベートーヴェンの作品が何を表現すべきなのかを探求する演奏を行いたいという。
 今日の写真は、「プロメテウス・プロジェクト」のチラシ。交響曲9曲に加え、序曲4曲、「弦楽オーケストラのための大フーガ」もプログラムに含まれる予定である。

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posted by 伊熊よし子 at 23:51 | 情報・特急便
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