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レオニダス・カヴァコス

 昨日は、先日ヘルベルト・ブロムシュテット指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団との共演で、オーケストラと息の合ったブラームスのヴァイオリン協奏曲を披露したギリシャ人のヴァイオリニスト、レオニダス・カヴァコスにインタビューを行った。
 彼は近年、指揮を始め、その話題になるとがぜん目の光が増したような気がする。幼いころから指揮者に憧れていたそうだ。指揮に関する話はなかなか止まらず、とても興味深い話も飛び出した。
 このインタビューは、「日経新聞」、私のHPの「音楽を語ろうよ」などに書くつもりである。
 カヴァコスはこれまで多くの録音をリリースしているが、新譜はピアニストのユジャ・ワンと組んだブラームスのヴァイオリン・ソナタ集(ユニバーサル)。ユジャ・ワンとはヴェルビエ音楽祭で初共演し、即座に意気投合したという。この12月には、ふたりでデュオ・リサイタル・ツアーを予定しているそうだ。
 アテネ在住のカヴァコスは音楽一家の生まれで、現在もアテネを拠点にしている。いまは世界中を飛び回る超多忙な身だが、2017/18シーズンは、アムステルダムのコンセルトヘボウと、ウィーン楽友協会のアーティスト・イン・レジデンスを同時に務めている。
 先日のブラームスも「特別な音」を備えていたが、彼自身、だれのまねでもない、自分だけの音をもつヴァイオリニストを目指しているという。そして、指揮をする際にも、オーケストラから特別な音を引き出したいと熱弁をふるった。
「昔のオーケストラは、それぞれ固有の音をもっていました。でも、いまはいずれのオーケストラもテクニックは昔より優れているかもしれませんが、音の特徴は薄れてきてしまった。私は、それを取り戻したいのです」
 カヴァコスは、ひとつの質問に対して、非常に雄弁に一生懸命話してくれる。そのため、限られた時間はどんどん少なくなってしまい、私は気が気ではない。もっとあれこれ聞きたいことがあったけど、時間切れになってしまった。
 演奏も人を惹きつけるが、話もとても興味深い。また、すぐにでも来日してほしいヴァイオリニストである。次回は、指揮も聴きたいな。長髪を振り乱してタクトを振るのだろうか(笑)。
 今日の写真は、インタビュー後のワンショット。目力が強いよねえ。話しているときは、優しい眼差しだけど…。

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posted by 伊熊よし子 at 21:20 | アーティスト・クローズアップ
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