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辻井伸行in大阪

 連載を続けている「家庭画報」の記事のため、18日に辻井伸行のザ・シンフォニーホールのリサイタルを聴きに行った。
 このホールは初めて訪れたが、ステージが割に低く、親密的な雰囲気を醸し出していた。
 この日は土曜日で14時開演だったためか、満席の状態。辻井さんのコンサートはほとんどがソールドアウトだが、ここでは補助席がズラリと出ていた。
 プログラムは1月にサントリーホールで聴いたものと同様で、前半がJ.S.バッハの「イタリア協奏曲」、モーツァルトのピアノ・ソナタ第17番、後半がベートーヴェンのピアノ・ソナタ第14番「月光」と第23番「熱情」。
 これらの作品は2月のヨーロッパ公演でも演奏されたためか、より熟成された演奏となり、自信に満ちあふれたものとなっていた。
 終演後、ホテルに移動し、次号の雑誌用のインタビューを行った。
 辻井さんは、いつ会っても、どんな質問に対しても、元気に語ってくれる。このときも、あちこちに話題が飛び火し、爆笑になってしまった話もあり、演奏後にもかかわらず、雄弁に話してくれた。
 これを踏まえて、「家庭画報」の編集担当のSさんと、次号の内容を練った。
 今日の写真は、インタビュー後の辻井さん。話している最中はにこやかだったが、「ブログ用の写真、いいですか?」と聞いたら、急に真顔になってしまった。
 私はインタビュアーなので、その最中にはなかなか写真を撮ることはできない。ここが難しいところだ。
 本当は、アーティストはしゃべっているときの表情が一番いいんだけどね。


タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 23:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | クラシックを愛す
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