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晦庵 河道屋

 デヴィッド・ボウイは京都をこよなく愛し、古い旅館に泊まったり、老舗の和食屋さんに出かけたりしていたが、やがて数か月間、京都暮らしを楽しむようになったという。
 そのなかで、ボウイが何度か通っていたのが、中京区麩屋町にある芳香炉・別撰生そばの晦庵 河道屋。



 麩屋町通は、柊家と俵屋という2件の老舗旅館がある通りで、新しい建物に変っているところもあるが、古い家屋がそのまま存在している古式豊かで風情のあるところ。
 ボウイはこのあたりが大好きだったようだ。
 晦庵 河道屋は、外観も数寄屋造りの内部も昔のまま。のれんをくぐると、古い時代にタイムスリップしたような、なんだかなつかしい感覚に陥る。



 デヴィッド・ボウイは、このお店の天ざるを好んだそうで、私も今回は天ざるを注文。おそばは歯ごたえのある香り豊かな逸品で、天ぷらもパリッとしていてとてもおいしい。
 いずれも素朴で、上品で、飽きのこない味わい。
 お店の人によると、ボウイはこのあたりをいつも散歩していて、ふらりとおそばを食べに寄って、またふらりと出て行ったそうだ。
 いい感じじゃありませんか。
 私も、何度も通いたくなるお店となった。






 
タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 23:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゆったりまったり京都ぐらし
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