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晦庵 河道屋

 デヴィッド・ボウイは京都をこよなく愛し、古い旅館に泊まったり、老舗の和食屋さんに出かけたりしていたが、やがて数か月間、京都暮らしを楽しむようになったという。
 そのなかで、ボウイが何度か通っていたのが、中京区麩屋町にある芳香炉・別撰生そばの晦庵 河道屋。



 麩屋町通は、柊家と俵屋という2件の老舗旅館がある通りで、新しい建物に変っているところもあるが、古い家屋がそのまま存在している古式豊かで風情のあるところ。
 ボウイはこのあたりが大好きだったようだ。
 晦庵 河道屋は、外観も数寄屋造りの内部も昔のまま。のれんをくぐると、古い時代にタイムスリップしたような、なんだかなつかしい感覚に陥る。



 デヴィッド・ボウイは、このお店の天ざるを好んだそうで、私も今回は天ざるを注文。おそばは歯ごたえのある香り豊かな逸品で、天ぷらもパリッとしていてとてもおいしい。
 いずれも素朴で、上品で、飽きのこない味わい。
 お店の人によると、ボウイはこのあたりをいつも散歩していて、ふらりとおそばを食べに寄って、またふらりと出て行ったそうだ。
 いい感じじゃありませんか。
 私も、何度も通いたくなるお店となった。






 
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posted by 伊熊よし子 at 23:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゆったりまったり京都ぐらし

大阪出張

 今年3月号からスタートした「家庭画報」の辻井伸行のカラー連載は、彼の活動をリアルタイムで追っていく形を取っているため、明日は大阪に出張することになった。
 辻井伸行は、いま日本ツアー中で、明日は大阪のザ・シンフォニーホールでリサイタルが行われる。
 それを聴いた後、場所を移してインタビューを行う予定である。
 この連載はカラー4?5ページで、毎回違った話題を取り上げ、インタビューを行い、演奏を聴き、彼の近況を伝えていく。
 もちろん、私は彼のデビュー当時からずっと話を聞き続けているため、ストックはたくさんあるのだが、それをどのようにまとめていくかが問題となる。
 毎回、編集担当のSさんとじっくり話し合い、ビジュアルをどうするか、記事はどのようにするか、こまかいところまで決め込んでいく。
 2月のフランス、スイス、ドイツ・ツアーには同行できなかったが、これから海外取材も予定されており、長期的な見通しを立てなくてはならない。
 まずは、明日の準備である。
 ちょうど連休に入るため、帰路はSさんと別れて私だけ京都で降り、月曜日の夜まで京都の仕事部屋に滞在しようと思っている。
 来週インタビューするアーティストが出版する予定の、書籍のゲラを1冊分読まなくてはならないことと、新譜がたくさん届いているため、それらを聴かなくてはならないことなど、仕事は山ほどあるため、それを携えての京都入りである。
 でも、いつも京都駅に着いた途端、スーッと日常のストレスが霧散し、からだが軽くなる感じがするため、少しは息抜きができそう。
 いつもいろんなところに食事に出かけているのだが、今回は、私の大好きなデヴィッド・ボウイが愛した京都のおそば屋さんを訪ねてみようと思う。
 また、詳細をお伝えしま?す。
 
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posted by 伊熊よし子 at 18:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日々つづれ織り

フジヨシ醤油

 地方に出張すると、その土地ならではの食材や調味料などに巡り合うことができ、新たな発見がある。
 先日の別府では、フジヨシ醤油のおいしいおしょうゆに出合った。
 おしょうゆとひと口にいっても、その種類は多種多様。お土産にいただいたおしょうゆは3種類。
 ひとつは、超特別手造り加工しょうゆ「カトレア」で、かけ物用から煮物用まで幅広く使えるすぐれもの。ラベルには、「一度使ったら手ばなせないまろやかな旨みと風味」と書いてある。
 これはまず、おさしみに使ってみたら、よ?くわかった。味わいが深く、おさしみの新鮮さは損なわず、自然な感じでお魚とよくマッチする。
 もう1本は、「カトレア ホワイト」。超高級うすくち用で、煮物、なべ物、おでん、吸物、うどんやおそばや茶碗蒸しの出し汁として使えるという物である。
 う?ん、茶わん蒸し、よだれが出そう(笑)。茶碗蒸し大好き人間の私は、これを使って、ぜひ逸品を作りたいと、意欲もりもり。
 3本目は、大分名物のカボスの果汁を含んだカボス醤油。これこそ、別府の思い出の品といえそうだ。
 私はカボスにも目がなく、東京で見つけるといつも購入するのだが、別府の人たちにいわせると、旬の時期には袋いっぱいのカボスが198円で売っているとか。これを聞いて驚愕。東京では、ひとつも買えないよ?。
 今日の写真は、3役そろい踏みのおしょうゆ。料理好きには、たまりません。
 Mさん、本当にありがとう!!


タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 22:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 美味なるダイアリー
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