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エフゲニー・プルシェンコ

 長年応援し続けているアスリートが引退を表明すると、急にその競技に興味がなくなってしまうということがある。これは私だけだろうか。
 フィギュアスケート界の「皇帝」と称された、ロシアのエフゲニー・プルシェンコが引退を発表した。オリンピックをはじめ、数々の選手権で偉業を成し遂げたプルシェンコは、34歳。次のオリンピックには、もう選手として参加しないと語った。
 思えば、プルシェンコはケガとの闘いに明け暮れた選手だ。ビールマンスピンやビールマンスパイラル、ドーナツスピンを楽々とこなし、ジャンプもステップも華麗で勢いがあり、スター性にも恵まれていたが、ケガに泣かされた。
 何度も手術をし、いつも不死鳥のように復活し、リンクに戻ってきた。
 率直な発言で物議を醸す面もあり、非常に人間的なキャラクターで人々を魅了した。
 もう、あの美しく華やかでワクワクするようなスケートが見られないのは、とても残念だ。今後は後進の指導にあたるそうだが、彼のような選手はそうそう現れないのではないだろうか。
 私はスポーツ観戦が大好きだが、もっとも好きな選手は、いずれの分野でも、芸術的な美しいプレーをする人である。
 いまは、テニスのロジャー・フェデラーが膝のケガによる半年間の休養から復帰し、快進撃を続けていることに大いなる喜びを感じ、マイアミ・オープンを観てエールを送っている。
 フェデラーも35歳。プルシェンコより1歳上だ。本当は、フェデラーが現役のうちにウィンブルドンかファイナルを観戦しに出かけたいところだけど、これがままならない。
 引退してから後悔したくないから、いまのうちに行きたいけど、こういうチケットはかなり入手しにくく、そして高価である。悩んじゃうよねえ。
 本当は、プルシェンコもナマで観たかった。
 
 
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posted by 伊熊よし子 at 22:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | ロジャー・フェデラー

ヨハン・シュトラウス2世の家

 ウィーンの地下鉄のNESTROY-PLATZ駅の近くに、ヨハン・シュトラウス2世が1863年から1870年まで住んだ家が残されている(2.Praterstrasse54)。
 ここは現在記念館として見学可能で、外観は堂々たる石造りの建物。内部はシュトラウスの使用していた家具や楽器、写真、肖像画、彫刻、楽譜、手紙、資料などが多数展示されていて、興味深い。



 この家では、代表作である「美しく青きドナウ」が作曲されている。
 もっとも興味深いのは、仕事机。シュトラウスは立って作曲することを好んだそうで、机は立ち姿で書けるような高さである。



 楽器ケースには、愛用のヴァイオリンが保管されている。



 作曲家の家というと、近年はメカニズムの発達により非常に現代的に変えられてしまっている家が多く、当時をしのぶことが困難な場合が多いが、このシュトラウスの家は作曲家が生きた時代をほうふつとさせる空気がただよい、どこからか「美しく青きドナウ」の調べが聴こえてきそうな雰囲気。
 この家のすぐ左隣にとても混んでいるレストランがあり、試しに入ってみたら、とてもおいしかった。
 観光客は少なく、地元の人たちが毎日ランチを食べに寄るようなアットホームなお店。ただし、店員さんの数が少なく、結構待ち時間が長かった。
 写真は、シュトラウス一家の写真をはめ込んだプレート。一番上がシュトラウス2世で、両側が弟のエドゥアルトとヨーゼフ。一番下にシュトラウス1世が置かれている。



 これって、父と息子の位置が逆じゃないの? お父さんが下というのは、なんか不思議な気がするけど…。
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posted by 伊熊よし子 at 22:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 麗しき旅の記憶

月末入稿の日々

 またまた巡ってきました、月末入稿の日々が。
 毎回、なんとか効率よく原稿を書き上げていきたいと思っているが、なかなかうまくいかない。 
 こういうときに限って、雑誌の誌面の関係でこまかい問題が出てきたり、内容の変更があったり、時間がかかることが重なる。
 3月末から4月上旬にかけてのロンドン出張は、テロの影響で辞退したため、少しは時間に余裕が出るかと思ったが、いまのところあまりゆっくりはできないようだ。
 そんなところへ、また特集のレイアウトがドーンと送られてきた。やれやれ…。
 月末は、いつもながら楽になりませんなあ。
タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 23:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | ああ愉しき(?)、締切り地獄
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