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ごごラジ! 打ち合わせ

 今日は、渋谷のホテルのカフェで、NHKラジオ番組「ごごラジ!」の打ち合わせを行った。
 以前にも書いたが、2月27日の14時から15時にR1(ラジオ第1)でナマ放送が行われるもので、内容は3月13日に来日するプラシド・ドミンゴについて話すというものである。
 担当のチーフ・ディレクターのYさんは、ドミンゴのことばかりではなく、私の経歴やこれまでの仕事にとても興味をもってくれ、いろんな質問を受けた。
 さまざまな話をしているうちに、いま自分が考えていることが明確になってきて、さらに今年は何か新しいことに挑戦したいという気持ちもむくむくと頭をもたげ、とても有意義な時間を過ごすことができた。
 最初は1時間という約束だったが、なんと2時間半も話し込んでしまった。
 これからYさんが台本を起こし、当日の本番を迎える。
 さて、どんな番組になるだろうか。
 昨年から何度もNHKの放送センターに足を運んでいるが、ほとんどの場合がナマ放送である。また、少し緊張する時間が訪れそうだ。
タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 22:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日々つづれ織り

冬大根の赤しそ酢あえ

 冬は、大根のおいしい季節である。
 以前、ブログでも紹介した赤しそ酢は、いろんなレシピに使える万能選手だが、水分の多いやわらかな冬大根ともピッタリの相性だ。
 今日は、「冬大根の赤しそ酢あえ」を作ってみた。
 まず、太めの大根10センチを千切りにする。スライサーを使うと、簡単にできる。
 赤しそ酢はしそを少し取り出してきつく搾り、みじん切りにしておく。
 あえるソースは、赤しそ酢、マヨネーズ、みそを各大さじ1、そこに蜂蜜を小さじ1?2くらい加える。甘さ、辛さはおみそによって異なるため、少しずつ加えて味見をし、自分の好きな味にしてみてね。
 すべての調味料を混ぜ合わせたら、大根の千切りをざっくりとあえ、最後に赤しそ酢のみじん切りを混ぜ合わせ、白すりごまをパラリとトッピングしたら出来上がり。
 蜂蜜は、香りと味わいの濃厚なそばの蜂蜜を使用してみた。おみそは、愛用している新潟産を使っている。
 冬大根は辛みもなく、こうしたあえ物にすると、箸が進む。
 もちろん、お酒のおつまみには最適だが、ごはんの友としても、箸休めとしても重宝する。
 大根が余ったら、ぜひお試しくださいな。
 今日の写真は、つきだしとして出てくるような感じに仕上がった「冬大根の赤しそ酢あえ」。


 
 
タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 15:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 美味なるダイアリー

エリソ・ヴィルサラーゼ

 ジョージア(グルジア)出身の名ピアニスト、エリソ・ヴィルサラーゼは、来日のたびにピアノ好きの心をとらえる演奏を披露し、深い感動を与える。
 私も毎回ソロやコンチェルトを聴くたびに、虚飾を排し、徹底的に作品を磨き抜いた自然かつ静かな情熱を秘めた演奏に、心をわしづかみにされるような強い衝撃を受ける。
 彼女は、インタビューなどで会うごとに、「あらあ、久しぶり。元気にしてる?」と素朴な笑顔を見せてくれ、再会を喜んでくれる。
 今日は、母校の東京音楽大学のレッスン室で会うことができた。ここでマスタークラスを行っているようで、その合間を縫ってのインタビューとなった。
 2017年は、ヴィルサラーゼの多面的な活動が日本で展開される。
 ひとつは、「ショスタコーヴィチ・マラソン」と題し、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全15曲を1日で演奏するという驚異的なプログラムを敢行し、話題となっているサンクト・ペテルブルク出身で、現在はベルリンを拠点に世界各地で活躍しているアトリウム弦楽四重奏団との共演(11月28日 紀尾井ホール)。
 プログラムは、モーツァルト、ショスタコーヴィチ、シューベルト、シューマンが組まれている。
 もうひとつは、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンのコンチェルトをアレクサンダー・ルーディン指揮新日本フィルとの共演により、一夜で演奏するというプログラム(11月23日 すみだトリフォニーホール)。
 今日のインタビューは、これらのコンサートについて聞きながら、彼女の音楽論や教育論、恩師たちの思い出、各々の作品との出合いやエピソードなど多角的な話を聞いた。
 ヴィルサラーゼは、一本芯の通った凛とした人である。あまり笑わないが、目はとても優しくおだやかな光を放ち、真摯な語り口が人を惹きつける。
 私は会うたびに、演奏を聴くたびに、この自然体で思慮深く、人生をまっすぐに歩んでいる精神性の高さに触れ、「ああ、同時代に生きていてよかった」という気持ちにさせられる。
 ヴィルサラーゼは、恩師のゲンリフ・ネイガウスやヤコフ・ザークの偉功を受け継ぎ、それを体現し、さらに次世代へと受け渡す役割を担っているからである。そうしたピアニストのナマの演奏に触れることができるのは、本当に幸せである。
 今日のインタビューは、「ぶらあぼ」に書くとともに、各ホールのHPや刊行物にも綴ることになっている。
 写真は、1999年にリサイタルを行ったときの紀尾井ホールのプログラムをなつかしそうに見るヴィルサラーゼ。ちなみに、アトリウム弦楽四重奏団とは初共演ゆえ、とても楽しみにしているとのこと。それから、一夜に3曲のコンチェルトを弾くのはけっして大変なことではないが、それぞれの作品の曲想や解釈、表現を弾き分けるのはとても大変だと笑っていた。


 
 
タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 21:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 情報・特急便
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