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チフヴィン墓地

 海外出張に行くと、取材の合間を見て、美術館を訪れたり音楽家の墓地に詣でたりするのが楽しみだ。
 サンクト・ペテルブルクで欠かせないのは、チフヴィン墓地である。
 ここはメトロのプローシャチ・アリクサンドラ・ネフスコヴォ駅の近くに位置している。
 メトロの駅前の広場からアレクサンドル・ネフスキー大修道院に向かう道路の両側には、チフヴィン墓地とラザレフ墓地というふたつの大きな墓地があり、チフヴィン墓地の方は、芸術家や文学者が多く眠っている。
 一方、ラザレフ墓地には建築家、科学者などのお墓が多い。
 チフヴィン墓地は豊かな緑に囲まれ、チャイコフスキー、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフ、そしてドストエフスキーのお墓がすぐに見つかる。
 どのお墓も個性的な彫刻やデザインに彩られ、存在感がある。
 とりわけ、チャイコフスキーのお墓は人気があり、世界中のファンが詣でるためか、献花が絶えない。
 サンクト・ペテルブルクは多くの観光名所があるが、チフヴィン墓地はこの古都きっての巡礼地といわれ、朝から夜まで混雑している。
 また、ロシアを訪ねることがあったら、再訪したい場所である。
 今日の写真は、チャイコフスキーとドストエフスキーのお墓。いろんな人のお墓を探したが、このふたりがダントツの人気を占めていた。




タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 22:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 麗しき旅の記憶
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