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月末入稿

 1月28日、サントリーホールでチョン・キョンファのバッハ「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」全6曲演奏を聴き、いまだ冷めやらぬ感動を得たのだが、いまは月末入稿に追われ、ブログに綴る時間がない。
 また、時間を見て、ゆっくりこのリサイタルの様子を伝えたいと思う。
 今日は、ようやく長い原稿が終わり、もうこんな時間になってしまった。
 明日は、取材とコンサートがある。
 やはり月末は、なかなかゆっくりできませんな。
タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | ああ愉しき(?)、締切り地獄

ロジャー・フェデラー優勝!

 2週間、真夏のメルボルンで開催されたテニスの全豪オープンが、最終日を迎えた。
 今日は男子シングルスの決勝。ロジャー・フェデラーとラファエル・ナダルという、大会が始まったときにはだれも想像できないような好カードになった。
 ロジャーもラファもケガから復帰した大会であり、どこまで復調しているか、心配されていた。
 しかし、ふたを開けてみると、ふたりのテニスは以前のようなすばらしさに戻っていた。そしてなんと、決勝まで駆け上がったのである。
 もう今日は最初からハラハラドキドキの連続で、シーソーゲームのような展開。5セットまで進んだときは、ロジャーの右足が悲鳴を上げていた。
 でも、最後はフェデラーの執念がナダルのとてつもないフィジカルとメンタルの強さに勝ったようだ。
 ロジャー・フェデラーは18回目のグランドスラムのタイトルを手にし、涙に暮れた。世界中のフェデラー・ファンがこのときを待っていたのである。みんな一緒にうれし涙を流したのではないだろうか。
 私も長年待ち望んでいた瞬間で、フェデラーが17歳のときから応援しているが、こんなにうれしかった優勝はない。
 彼はまだまだできる、というところを示した。女子もセレナ・ウィリアムズが優勝し、ともに35歳である。
 今年のテニス界は、30代が活躍する年になるような予感がする。
 ロジャー、おめでとう!!
 最後まであきらめない姿勢に、勇気をもらいました。
 
タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 23:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | ロジャー・フェデラー

大宮臨太郎&藤村俊介

 ともにNHK交響楽団のフォアシュピーラーを務めながらソロや室内楽で活躍しているヴァイオリンの大宮臨太郎とチェロの藤村俊介が、「パッサカリア?ヴァイオリンとチェロのための作品集」(マイスター・ミュージック)をリリースしたのは2010年のことだった。
 そのふたりが第2弾に選んだのは、コダーイの「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲作品7」。これにベートーヴェン、バッハの編曲版を加え、新譜を作り出した。
 今回は「CDジャーナル」のインタビューで、ふたりにプログラムの選び方、録音の様子、お互いの音楽性と人間性の違い、また共通項などを聞いた。
 彼らはふだんはオーケストラで演奏しているが、こうした室内楽を演奏する機会があると、相手の音に注意深く耳を開くことになり、とても有意義だと語った。
 実は、今回とても興味深い話があった
 藤村俊介が以前飼っていたパグ犬が、コダーイの「無伴奏チェロ・ソナタ」を練習していると、遠吠えするのだそうだ。
 他の作曲家の作品ではそうしたことはまったくなく、コダーイだけに反応するという。
「きっと、コダーイのアジア的な何かが犬の感性を刺激し、遠いルーツを思い出すのではないでしょうか」
 そうなんだ、すごいワンちゃんだよね。いまだったら、録画しておいてほしかったけど、かなり前のことで、もうそのワンちゃんは亡くなってしまったとか、う?ん、残念。
 インタビューでは、各々の収録作品に関して聞き、さらに今後の抱負も語ってもらった。
 今日の写真は、インタビュー後のふたりの表情。CDは、弦2本のシンプルな音の対話がかえって臨場感を生み出し、緊迫感もただよう。

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posted by 伊熊よし子 at 22:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | アーティスト・クローズアップ
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